
Getty Imagesより
モデル・タレントのラブリが約2カ月ぶりにインスタグラムを更新し、ネット上で注目を集めている。
ラブリは3月11日、ストーリーズに、0歳の長女の写真とともに<今の私にはただ時を待つこと それしか方法がない 私は私の言葉で必ず証明する>と意味深な文章をアップした。
※以下、具体的な性暴力の表現や特定のセクシャリティへの差別的な表現を含みます
今年1月、ラブリが知人女性への強制わいせつ容疑で書類送検されていたことが、複数メディアで報じられた。
1月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、被害女性のA子さんが具体的に告発している。2019年5月に共通の友人らと一緒に和歌山県に旅行に行った際、A子さんはラブリに下着を脱がされたり、陰部に指を挿入されたりしたという。
なお、ラブリの所属事務所であるアーティストハウス・ピラミッドは、代理人弁護士を立てて対応し「犯罪にあたる行為はなかった」と主張している。
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女性から女性への性暴力というと、3月10日発売の「週刊文春」では、有名芸能プロダクション・スウィートパワー社長の女性が、所属女優にセクハラをしていたとの報道もあった。
「週刊文春」によると、社長は自身の豪邸に10代の所属女優を住まわせ、ダブルベッドの上で手を繋いだり体を触ったりというセクハラ行為を行っていたという。
なお、スウィートパワーは3月10日に<週刊誌「週刊文春」(2021年3月18日号)の一部報道について>と題した文章を公開。
社長のセクハラ行為について否定したうえで、<私生活に関する事柄や性的志向・ジェンダーに関する事項など、公開を欲しない内容が興味本位に記述されており>として、法的措置を含めた対応を検討しているとのことだ。
一方で<ただ、所属事務所の社長としての立場として、所属女優に対するサポートや指導の過程で、その距離の取り方において不快な思いをさせていたということであれば、その点は誠に申し訳なく、率直に反省しなければならないと考えております>とも記載されている。
思い出されるジャニー喜多川氏の性的虐待 芸能プロダクション社長が所属女優にセクハラ報道
有名芸能プロダクション・スウィートパワーの社長である女性が、所属女優にセクハラをしていたと3月10日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。 …
ネット上に残る同性からの性暴力をネタ化する風潮
性暴力被害の深刻さについては理解が広まりつつあるものの、未だに同性への性暴力被害や男性が被害者の事件には“ネタ化”するコメントがつくことは珍しくない。
ラブリの報道に対しては「エロい」「興奮する」「百合」といった性暴力を性的コンテンツとして消費するような書き込みがあり、スウィートパワー社長の件についても「(社長の)写真見て納得」「偉い人にはそういう人が多い」といったセクシャリティに関する差別的な書き込みが見られる。
また男性が被害者の性暴力報道についても「美人にならされてもいい」といった被害を茶化すコメントのほか、男性から男性への被害の場合、特定のゲイビデオ作品と結びつけて被害を揶揄する書き込みは頻繁に見られる。
異性からの性被害に限らず、同性からの性被害でも被害者が傷つけられていることには変わりなく、被害をネタ化したり、揶揄したりする行為はセカンドレイプにあたる。
また、同性からの被害だからといって、特定の性的指向やセクシャリティに対する偏見的な言動は、当然許されるものではない。
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