堂本剛のジャニーズ退所を心配するファン続出 安泰と思われていたV6解散で不安渦巻く

文=wezzy編集部
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上・V6公式サイトより(エイベックス)/下・ENDRECHERI『NARALIEN』(ジェイ・ストーム)

 堂本剛を心配する声が現在インターネット上に溢れている。2021年3月12日の夕方、V6が解散し、森田剛がジャニーズ事務所を退所するという驚きの報道が出たからだ。誰ひとりメンバーが欠けることなく結成25周年を迎え、誰もが安泰だと思っていたV6の解散はファンに衝撃を与えた。

 そこでファンが気にかけているのが、以前からジャニーズ退所報道の出ている堂本剛の去就である。V6解散の報道が出た直後からSNSには「いよいよ堂本剛退所も現実味を帯びてきた」「これで堂本剛も退所とかなったら立ち直れない」「堂本剛くん自身が望む道を選んでほしいと思う。それが例え退所でも解散でも」といったコメントが並んでいる。

 堂本剛の退所報道が出始めたのは、もう2年近く前のことだ。きっかけは、2019年にジャニー喜多川氏が病気で倒れ、亡くなったことだ。剛はジャニーズ事務所のタレントの中でもひときわジャニー氏と距離の近かったメンバーである。

 「週刊文春」2019年7月4日号(文藝春秋)は、ジャニー氏に代わってジャニーズ事務所を仕切ることになった藤島ジュリー景子氏に不満をもっており、「ジャニーさんが居なくなったら事務所を去る」と周囲に漏らしていると報じていた(報道当時、ジャニー氏は入院中で、まだ亡くなってはいなかった)。

 しかしその直後、剛は報道を打ち消すような発言をした。ジャニー氏が逝去した翌日・2019年7月10日にソロプロジェクトENDRECHERIのコンサートで舞台に立った剛は、ちょうどジャニー氏が亡くなった時刻に作曲をしていたと明かしたうえで、「もしうまくことが運んだらジャニーズみんなで歌いたい。『いやー、ちょっと』って言われたら、(堂本光一と)2人で歌いたい」と話していた。

 その後の剛は、ジャニーズを退所するどころか、「ジャニーズ愛」を前面に押し出した活動をするようになる。

 初代ジャニーズを描いたA.B.C-Zの舞台『ABC座 ジャニーズ伝説』(2019年)には、ジャニー氏を思って書き下ろし楽曲「You…」を提供。

 また、2020年6月には昔懐かしいジャニー氏との思い出をテーマにした堂本剛作詞・作曲の楽曲「KANZAI BOYA」をKinKi Kidsのシングルとしてリリースした。

 KANZAI BOYAとはKinKi Kidsという名前がつく前のユニット名。ネーミングセンスが独特なことで知られるジャニー氏らしい名前である。「KANZAI BOYA」はジャニー氏から変な名前をつけられた二人の絶望感をユーモラスに歌った楽曲だ。

 東京スポーツ(2021年2月15日付)によると、この楽曲がひとつの区切りになったという。同紙は「KANZAI BOYA」のリリースから1年になる2021年6月をメドにジャニーズ事務所を退所し、今後はより音楽活動に注力していきたい意向を示していると報じていた。

 ENDRECHERIは剛の好きな“ファンク”を中心に非常に趣味性の高い音楽を追求しており、SUMMER SONICなどの音楽フェスにもジャニーズのタレントとしては異例の出演を果たしている。

 ジャニーズ事務所に所属している現状でも十分自由な活動ができており、敢えて退所する意味もないように感じるが、一方、現在ではジャニーズ事務所を退所してもかつてのような不当な圧力にさらされることはないため、不満が残っている状態で事務所に残り続ける必要もない。

 SMAPは解散、嵐は活動休止に入り、「国民的アイドル」はジャニーズからいなくなった。他にも、事務所の隆盛を支えたベテラン・中堅グループが次々と大きな変化に晒されている。

 TOKIOは山口達也が辞め、長瀬智也も3月いっぱいで退所予定。関ジャニ∞からも錦戸亮と渋谷すばるが脱退した。手越祐也が辞めたことでNEWSは3人となり、昨年10月には山下智久も辞めた。この状況を見る限り、KinKi Kidsに大きな動きがないとは言いきれない。

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