『めちゃイケ』出演者は「目がイッちゃってる」、恐ろしいスケジュールと緊張感あった

文=千葉佳代
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 次長課長の河本準一、タカアンドトシのトシ、オリエンタルラジオの藤森慎吾が、合同のYouTubeチャンネル「こうもトシんご」で、2018年3月に終了した伝説のお笑い番組『めちゃ2イケてるッ!』(フジテレビ系)の思い出話を語った。

 『めちゃイケ』世代の藤森は、ずっと番組に憧れがあり、初めて出演することになった時はものすごく嬉しかったと語った。オリラジが出演したのは、フジテレビの会議室内に作られた温泉に入るというコーナー。オリラジはコンビ別々に呼び出されたのだが、中田敦彦はリアクションを取るのがすごく下手で全然出来なかったという。あまりに不甲斐ない中田を見て、光浦靖子が「お前全然面白くないいなあ!」「お前、ふざけんな!」と、チョークスリーパーをキメた。これはさすがに中田でもリアクションを取れるだろうと誰もが思ったが、中田は暴れるでもなく「やめてくださいよお……」と言い、そのまま白目を剥いて、意識を飛ばしてしまったそうだ。あっちゃんのカッコよくない過去である。

 大人気番組だった『めちゃイケ』のレギュラー出演陣について、トシは「皆、目がイッちゃってる」と思っていたそうで、その理由の一つは河本曰く「そもそも収録時間がバッキバキ」だから。昼ごろに現場に入っても、終わるのは翌日の明け方という収録スケジュールがザラだったのだ。河本は「『めちゃイケ』で29時半って(言葉を)知った」という。

 収録時間が長いだけではない。『めちゃイケ』の収録現場はとにかく空気が張り詰めており、他の番組とは全然違った。演者は誰も余裕がなく、メイク室では自分たちがどう演じるのかを頭の中で必死に考えているようだったという。そんな空気の中、『めちゃイケ』のメインを張っていたナインティナインについては、「よっぽどなプレッシャーよ」「伝説だもん」と称えた。

 岡村隆史はSMAPやEXILEのコンサートに潜入し、パフォーマンスを披露したこともある。本番でバッチリ笑わせ、ダンスも完璧にキメる岡村の度胸は素晴らしいものがあり、河本たちは「あれはできないでしょ、岡村さん以外」と唸った。「だからスターですよね、やっぱり」「一番スターかもしれない」と言いつつ、同時に岡村は共演者への優しさも持ち合わせていたという。

 3人は口々に、「それでいてめちゃくちゃ優しいじゃないですか。こっちに威圧感一切与えない」「威張らないし」「すごいよね。すげえスターなのに、なついていけちゃう」「人を入れる懐というか」「凪なんだよね。2人とも。ゆったりと風が吹いてるみたいな」と、ナインティナインへの惜しみない賛辞を語りあった。

 折しも3月13日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)には、199回記念としてナイナイの矢部浩之がゲスト出演。MCの極楽とんぼ・加藤浩次とは、『めちゃイケ』メンバーで盟友だ。加藤は『めちゃイケ』のスタート当初、「ダウンタウンさんの笑いは俺たちにはできないと、岡村もはっきり言っていた。『オレらの中に天才はいねえ』って。だからみんなで一生懸命やろうぜって、全然違うことをやり出したのが、良かったと思う」と振り返った。

 また、矢部は元TBSアナウンサーの青木裕子と結婚して「人間に戻れた」と告白。昨年、岡村がラジオで失言した際にも矢部は“公開説教”で「岡村さん結婚したほうがいい」としきりに勧めていたが、矢部にとっては結婚がそれほど大事で、一人の男性としての自分を取り戻すきっかけとなったようだ。そして岡村も昨年10月に結婚を発表し、様々な番組で新婚生活をのろけている。

 『めちゃイケ』後期は迷走も囁かれたが、間違いなく一時代を築いたお笑い番組であることは確か。『めちゃイケ』に憧れて芸能界に入った芸人たちが、今のテレビを形作っている。こうして伝説は受け継がれていくのかもしれない。

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