TKO木下隆行のYouTube収入は「赤字」 YouTubeで“稼ぐ”のは難しい

文=千葉佳代
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 TKOの木下隆行が「極楽とんぼのタイムリミット#23」(ABEMA)に出演。現在無収入で、かつ、YouTubeに至っては赤字だと、厳しい懐事情を明かした。

 木下は2018年末に開かれた、よゐこ・濱口優の結婚パーティーにて濱口に渡すために後輩から集めた会費をめぐってトラブルとなり、ペットボトルを投げ付けたことが大々的に報じられた。パワハラ疑惑について、木下は「事実です」と認めたうえ、「クロちゃんの顔面踏みつけた」「後輩に自身のブランドの服を押し売りした」といった疑惑についても認めたため、大炎上。

 2020年春には所属していた松竹芸能との契約も解消となり、YouTubeで活動を始めたが、初投稿した謝罪動画には、約39万のBADが押されて話題に。「BADとGOODの割合が世界一になったんです」「2位がジャスティン・ビーバーです」と自虐ネタにしたこともある。

 木下は現在無収入であり、YouTubeの活動についても「スタッフの編集代とか(考えると)……マイナスです。むしろ」と告白。元国会議員の上西小百合から「国会議員になれば、歳費は年間1900万円くらい。月に100万円、『文書交通費』という何に使ってもいいお金をもらえる」と言われると、「YouTubeの制作費にあててもいいんですか?」と興味津々だった。

YouTubeで収益を得るにはどうすればいいか?

 Forbesが行った調査によれば、YouTubeでもっとも収益を獲得しているYouTuberは年間30億5000万円もの収入を得ているという(Ryan Kaji君9歳)。日本でも億単位の収入をあげているYouTuberがおり、一獲千金を夢見て芸能人も続々と参入している。しかし、YouTubeで収益を得るには、以下の条件を満たさなければならない。

 まず、18歳以上であり、広告掲載に適したコンテンツをあげていることが大前提だ。そのうえ、直近12カ月の総再生時間が4000時間以上ということ。そしてチャンネル登録者数は1000人以上であるという条件がある。

 この条件を満たせれば、再生回数×広告単価×広告視聴回数がYouTuberに入る。広告単価は動画のジャンルによっても変動するが、大体0.05円~0.1円。トップユーチューバーであるヒカキンは、YouTubeの広告収益だけでも年収1億6000万円以上といわれているが、1再生当たり0.1円と仮定すると、10万回再生でやっと1万円前後の収益となる。動画を投稿し始めてすぐに億万長者というわけにはいかないようだ。

 TKO木下の場合、チャンネル登録者数は2.81万人。動画の再生回数は3~10万再生である。雨上がり決死隊・宮迫博之とのコラボ動画は42万回再生、キングコング・西野亮廣とのコラボ動画は11万回再生、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルとのコラボ動画は9.4万回再生と好調だったが、ひとりでの動画は2~3万回再生とふるわない。

 1動画の再生回数を3万、一カ月の動画本数5本、1再生当たりの広告収入を0.1円で計算すると、月収はわずか1万円だった。木下が「赤字」というのも本当のことだろう。

 人気YouTuberになれば、PR案件やグッズ販売、チャンネルメンバーシップ、スーパーチャットなどで儲けることができるが、それも本人が“人気”であることが大前提だ。一度でも炎上してしまったYouTuberにはなかなか難しい。

 今まで人気YouTuberだった人でさえ、一度の炎上で一気にアンチが広がってしまう。最近ではさんこいちの元メンバー・古川優香が炎上。彼女が広告モデルを務めたAMOSTYLEの動画には「AMOSTYLEさんの下着可愛くてよく買わせて頂いてましたが、この方を起用した以上はもう買えません。さようなら」「いじめ系YouTuberという新しいジャンルを確立した人ですね。こんな地雷物件を起用してしまった企業も気の毒」などという辛辣なコメントが書き込まれていた。

 YouTubeはファンとの距離が非常に近く、すぐに好きになってもらえる反面、嫌われるときは一瞬だ。木下は宮迫とのコラボではじめてGOOD評価がBAD評価を上回ったと喜んでおり、その後、GOOD評価が少しずつ増えてきているが、イメージを回復するのにはまだまだ時間がかかりそうだ。YouTubeを諦めて去っていく芸能人も多いが、木下は背水の陣。今、引くわけにはいかないのだろう。

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