少しずつ暖かくなってきましたが、まだまだ手肌が乾燥するこの季節。今年はアルコール消毒をする機会が多かったこともあり、いつも以上に手のカサつきが気になるのではないでしょうか。
乾燥対策の必需品といえば“ハンドクリーム”ですが、プチプラから高級品までさまざまな種類の商品がありますよね。「たくさんあってどれを買えばいいのかわからない」「色々使ってきたけど、なかなかお気に入りの1本が見つからない」……そんなハンドクリームジプシーさんのために、今回は皮膚科医の福永有希先生に「ドラッグストアで買える最強ハンドクリーム」を聞いてみました!

鎌倉かまりんヒフクリニック 院長 福永有希先生
国立浜松医科大学卒業。横浜市立大学医学部皮膚科入局後、神奈川県内のクリニックや総合病院勤務を経て、2018年に「鎌倉かまりんヒフクリニック」開院。皮膚疾患全般をはじめ、鼻炎なども関わるアレルギー領域、レーザーなどの美容皮膚領域も幅広くカバーし、患者の悩みに寄り添った診療を行っている。
ハンドクリームを選ぶときのポイント
福永先生には、ドラッグストアで売っているハンドクリームの中で乾燥対策・手荒れ予防におすすめの商品を3つ選んでいただき、その中でランキングをつけていただきました。
福永先生がハンドクリームを選んだ時のポイントは2つ。
①余計な添加物が入っていないこと
香料や防腐剤をはじめとする添加物の成分によっては、肌の刺激となってしまい、手荒れや乾燥が思うように改善しないことも。なるべくシンプルな成分で低刺激なものを使うのがベターです。
②コストパフォーマンスの良さ
せっかくハンドクリームを買っても、もったいなくて使えないのでは本末転倒。こまめに保湿して乾燥を防ぐためにも、惜しみなく使えるコストパフォーマンスの良さも重視してセレクトしました。
※このランキングは、乾燥対策・手荒れ予防のためにハンドクリームを使う普通肌の人に向けたものです。敏感肌や、亀裂・湿疹等が気になる方は、それぞれの肌の状態に合った(トラブルに特化した)ハンドクリームをお使いください。また、少しでも肌トラブルを抱えた場合には、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
それでは早速ご紹介していきましょう!
おすすめハンドクリーム3選
●尿素配合でやわらか手肌に
3位:メンソレータム 薬用ハンドベール しっとりなめらかクリーム(70g・660円:希望小売価格 )
3位に選ばれたのは、「メンソレータム 薬用ハンドベール しっとりなめらかクリーム」。120年以上の長い歴史を持つメンソレータムは、皮膚科医の方々からも信頼される老舗ブランドです。2種類の肌荒れ防止成分が配合されている上に、スーパーヒアルロン酸とヒアルロン酸Naが入ってうるおいもバッチリ。今回のランキングでは唯一、肌を柔らかくしてくれる「尿素」が配合されているハンドクリームなので、少し指先のゴワつきを感じる方にもぴったりです。
●肌をいたわりながら美白効果も!3種のオイルINで爪のケアにも◎
2位:コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア(80g・548円 )
KOSEの「コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア」が2位にランクイン。香料無配合で手肌をいたわりながら、ホワイトニング効果も期待できる優秀ハンドクリームです。ホホバ油・アルモンド油・スクワランの3種類のオイルが配合されており、爪やささくれのケアにも最適。オイルが入っているハンドクリームは保湿力が高い一方でべたついてしまうのが難点ですが、このコエンリッチはオイル配合量のバランスが良く、保湿力と使いやすさが両立しています。
●低刺激&高保湿でバランスのとれた最強ハンドクリーム
1位:アトリックス ビューティーチャージ 無香料(80g・オープン価格:Maison KOSÉ販売価格)
栄えある第1位は、ニベア花王の「アトリックス ビューティーチャージ 無香料」。“美容液ハンドクリーム”というだけあって、肌を美しくしてくれる美容液成分がたっぷり配合されたハンドクリームです。ハンドケアに定評があるアトリックスシリーズの中でも香料が入っておらず、とことん手肌にやさしい仕上がり。肌の刺激になる要素が極めて少ないため保湿成分の効果を純粋に実感できます。福永先生も太鼓判を押す、普通肌の人にぜひともおすすめしたいハンドクリームです。
いかがでしたでしょうか?今回は、「皮膚科医が選ぶドラッグストアで買える最強ハンドクリーム」をご紹介しました。まだまだ乾燥が気になるこの季節、頼れる1本を見つけてくださいね。