「THE W」優勝の吉住「芸人を続けるのが辛い」「苦しいことしかない」 仕事への本音を吐露 

文=wezzy編集部
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吉住Twitterより

 ピン芸人の吉住が「芸人を続けるのが辛い」との本音を吐露し話題になっている。

 吉住は昨年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝し、人気芸人の仲間入り。今年の『R-1グランプリ』(フジテレビ系)では決勝進出を果たしている。

 3月21日に放送された『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)にゲスト出演した吉住は、MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一に<ガチすぎて申し訳ないんですけど>と前置きしたうえで、<いろんな仕事をさせてもらうようになって。芸人を続けるのが辛い>との悩みを打ち明ける。

 吉住によると、『THE W』で優勝して以降、ネタ番組以外でもテレビへの出演オファーが増えたそうだが、食レポの仕事においては<また違う壁というか。その時に食べていたのがゴツゴツした唐揚げで、『人間の手を食べているみたい』って言って、すごい空気にしちゃって>という失敗をしてしまったという。

 また、自身のネガティブな性格から<(番組中に)ちょっと暗いことを言ってもMCの方に『そんなことないよ』ってフォローされる感じで>と、またしても変な空気になってしまうと明かし、<幸せがあると思っていたんですよ、ネタを頑張った先には。(でも)苦しいことしかない>と続けた。

 これに対して小杉は、相方の吉田敬も吉住と同じタイプだとしながら、吉田のテレビ番組へのスタンスを説明。悩める吉住にアドバイスを送った。

<最低限、気をつかってしゃべるけど、言いたいこと言って。それでテレビの仕事もなくなっても俺たちには漫才があるから大丈夫と思えないと、テレビの仕事できひん>
<やっぱり、自分にウソをついたらアカン>
<ネタとロケを分けて考えなくていいんじゃない?>

人力舎の救世主”というプレッシャー?

 吉住は『THE W』での優勝以降、一気に仕事が増えたという。今年2月4日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、1年で5本だったテレビ番組が、1カ月で29本になったと話していた。

 さらに、優勝した次の日は、寝る時間もないまま6本の番組収録にのぞまねばならず、泣きながら「私は無理です」と訴えたことも明かしている。バラエティ番組の世界に慣れないまま仕事が舞い込んでくる状態に、肉体的な負担も大きいのだろう。

 また、“人力舎の救世主”というプレッシャーも、吉住の負担になっているのかもしれない。

 吉住の所属するプロダクション人力舎と言えば、アンジャッシュの渡部建が所属している芸能事務所だ。渡部は昨年6月に複数人女性との不倫が発覚して以降、芸能活動を休止している。

 昨年11月には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日スペシャル「絶対に笑ってはいけない大貧民Go Toラスベガス24時!」』(日本テレビ系)への出演が週刊誌で報じられるが、結局白紙に。また、今年3月にはゴールデンウィークの『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)の特番での復帰が浮上するも、日本テレビ編成担当の福田博之取締役執行役員は、渡部の出演について<全く聞いておりませんので、予定していることはないと思います>と言及している。

 渡部の活動休止は人力舎にとって痛手なのだろう。吉住が『THE W』で優勝をつかんだ際、彼女のことを“人力舎の救世主”と称えるメディアも少なくなかった。実際に吉住は、人力舎の社長に頭を深く下げられて、「本当にありがとう」と言われたとラジオ番組で明かしている。

 芸人という仕事に悩みを抱えている吉住だが、一方で、その想いを吐き出すことで “ネガティブ”が彼女のキャラにもなりつつある。吉住の芸人としてのスタートは、まだまだこれからなのではなかろうか。

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