はじめしゃちょー動画に「不謹慎」の指摘…医療目的に開発された器具で遊んで物議呼ぶ

文=千葉佳代
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 人気YouTuberはじめしゃちょーの動画に視聴者がざわついている。

 3月21日、はじめしゃちょーは「失禁マシーンってのがあるらしいぞwwwwwwwww」というタイトルで動画を公開。「人はトイレに行ってちゃんと尿とか排泄物を出さなきゃ汚いんスよ」「めっちゃ当たり前のこと言ってるんスけど、おもらししたりうんちしたりしたらヤバいでしょ?」と切り出し、そんなおもらし行為を体験できるマシーンがあるとして、“失禁マシーン”を紹介した。

 はじめしゃちょーが取り寄せた失禁マシーンは、電気通信大学の失禁研究会が制作したもの。医療現場などで使うため、尿意を感じられない人のリハビリ器具として研究されたものだという。

 失禁マシーンを装着したはじめしゃちょーは「ガチだ」「本気だ」「面白半分でレンタルしたのに……」と動揺を隠せない。その後、体験し終えたはじめしゃちょーは「お母さんごめんなさーい!」と叫び、大爆笑。「マジで冷や汗書いた」と画面上に汗を見せ、<クセになる感覚>とキャプションを入れていた。

 エンタメとして失禁マシーンを紹介した動画だったが、視聴者の中には、失禁マシーンは尿失禁に悩んでいる人の気持ちを理解するためにつくられたものだとして、面白半分で取り上げることに疑問を持った人も多く、「世の中には尿が漏れる、便が漏れるので悩んでる人は決して少なくはないのです。悩んでる人の気持ちを想像しましょう」「はじめ、これやりすぎだよ」「子どももたくさん見るようなチャンネルでこれを流すのは、倫理的に間違っている」といった声が寄せられた。

 とはいえ、失禁研究会の公式ホームページでは、エンターテインメント目的で装置を提供するプランも用意されており、はじめしゃちょーの使い方が完全に間違っているわけではなさそうなのだが……。

 はじめしゃちょーは突拍子もないアイディアから生みだす数々の動画でヒットを飛ばし、現在912万人ものチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberだ。しかし、時にはその突拍子もないアイディアが「不謹慎だ」「危ない」などと言われることもあり、今まで度々炎上騒動を招いてきた。

 記憶に新しい炎上騒動と言えば、「ゴルフクラブ事件」と「心霊スポット事件」だ。

 「ゴルフクラブ事件」は、2017年3月27日に配信された「【大事故】マジですごいゴルフクラブ買いました!」で起きた。はじめしゃちょーは、ムチのようにしなるのが特徴のゴルフクラブを購入したのだが、どれほどしなるのか検証するとしてゴルフクラブを折り曲げ続け、ついには真っ二つに折ってしまった。その後、画面には「しならなかった。※事故」と表示された。この動画には6万件近い低評価がはいったほか、ゴルフクラブメーカーの広田ゴルフも遺憾の意を示し、大炎上した。

 「心霊スポット事件」の原因となった動画は2020年2月4日に投稿された。岩手県のある場所を心霊スポットとして紹介する動画だったが、そこは、「全日空機雫石衝突事故」(1971年に旅客機と航空自衛隊の戦闘機が衝突し、旅客機に乗っていた乗客162人が亡くなった事故)の跡地に整備された森で、たくさんの被害者が眠る場所だった。

 視聴者からは「その場所は遺族の方からすれば、『心霊スポット』ではありません」といった非難の声があがり、はじめしゃちょーは動画を削除した。

 このほかにも、はじめしゃちょーはパソコンを天ぷらで揚げたり、ニベアクリームを100個使ってお風呂をつくったりと、突拍子もないアイディアを現実にして大炎上している。

 YouTuberも知名度を上げ、メディアとして影響力をもつようになった。これまで以上に気を配りながらコンテンツをつくらなければいけない状況にある。

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