「ジャニーズ一強状態」はすでに崩壊か JO1とDISH//がJr.グループと共演!

文=田口るい
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JO1のInstagramより

 3月24日放送の『Premium Music 2021』(日本テレビ系)にて放送された特別企画「ジャニーズ史上初ヒストリー」では、さまざまなジャニーズグループの過去映像が公開され、ファンは大いに盛り上がった。その一方、SNSでは「なぜJO1を出演させない?」「日テレとジャニーズ事務所の関係があるから?」「ジャニーズの番組だからDISH//は出れないんだ」といった不満も噴き上がった。

 かねてよりJO1やDISH//のファンは「ジャニーズ事務所の圧力によって彼らのテレビ出演が制限されている」と不満をあらわにしており、今回『Premium Music 2021』に2組が登場しなかったのも、そうした圧力があるからだと訴えているのだ。

 90年代後半にも、当時人気を博していたDA PUMPやw-inds.といった「ライジングプロダクション」所属の男性グループが、ヒット曲を多数リリースしていたにもかかわらず、歌番組で見かける機会が少ないという現象が起きていた。彼らはジャニーズグループと共演することもほぼなく、「ジャニーズ事務所が圧力をかけているのではないか」とささやかれていたことは記憶に新しい。

 その後も、テレビ番組では“ジャニーズ一強状態”は続いた。昨年8月の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、ゲストのKis-My-Ft2・北山宏光がスタジオから不自然に途中退出を促された後、JO1・川西拓実がVTRで登場。ジャニーズとJO1の共演NG説がよりいっそう強まった。

 しかし、そうした流れも徐々になくなりつつあるようだ。4月10日に放送される『HEY!HEY!NEO! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)では、JO1、DISH//、ジャニーズJr.のユニット「美 少年」と「HiHi Jets」の出演が予定されている。ちなみに昨年12月2日放送の『2020 FNS歌謡祭 第1夜』(前同)でも、JO1とDISH//は嵐、Kinki Kids、KAT-TUN、King & Prince、SixTONESといったジャニーズ勢と共演を果たしている。

 結局のところ、ジャニーズとその他の男性グループの共演NGは、テレビ局とジャニーズ事務所の力関係による部分が大きいのかもしれない。

 ジャニーズ事務所は、2019年7月に創業者のジャニー喜多川氏が亡くなり、メリー喜多川氏も引退。藤島ジュリー景子社長、滝沢秀明副社長の体制に変わった。

 所属タレントにも大きな変化がある。2016年にSMAPは解散、2020年いっぱいで嵐は活動を休止し、「国民的アイドル」と呼べるグループはジャニーズ事務所からいなくなった。また、V6やTOKIOといったベテラン勢の解散・メンバーの脱退なども相次いでいる。

 時代の変化とともに、ジャニーズ事務所の体制や、かつての“ジャニーズ一強状態”が崩壊しつつあることは、テレビ局とジャニーズ事務所の関係を大きく変え、それがキャスティングにも影響しているということなのだろう。

 その結果、吉本興業系列会社所属のJO1や、スターダストプロモーション所属のDISH//といった、さまざまな事務所のグループがメディアに登場することは、音楽シーン全体の活性化にもつながる。こうした流れが当たり前になっていけば、毎年のように「ジャニーズグループが多すぎる」との声が出ている『NHK紅白歌合戦』にも、JO1やDISH//が出場する可能性が出てくるかもしれない。

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