「Z世代」を研究対象としたシンクタンク組織・Z総研によるヒアリング調査、第8回はInstagramについて。デジタルネイティブな彼らの、SNS感、使いこなしっぷりに迫ります。
Z総研トレンド通信では、Z総研が抱えるリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーにヒアリングを実施し、「Z世代」で今はやっていることを調査しています。
アンケートにて、「Instagramのアカウントは何個あるか」を尋ねたところ、88.5%が複数のアカウントを使い分けていることがわかりました。
アカウントの種類は、学校の友達などとつながっている「本垢(リア垢)」、趣味用の「オタ垢」、特に仲のいい子とつながる「サブ垢」などがあるそうです。
実際に、複数アカウントを所持しているリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーによると、「アカウントを分けるのは自分のためだけでなく、周りの人のためでもあります。その人にとって興味のないものをたくさんストーリーズなどに投稿すると、邪魔になってしまうし、うるさいと感じさせてしまうこともあるので、複数使い分けています」とのことでした。
次に「どれくらいの頻度でストーリーズを投稿しているか」尋ねたところ、「毎日」と回答したZ世代は36.7%、「2〜3日に1回程度」と回答したZ世代は30.8%と、高い頻度でストーリーズを投稿しているということがわかりました。
また、「ストーリーズをミュートしている人はいるか」という問に対して「はい」と答えたZ世代は41.9%。一方で「親しい友達機能などを用いてストーリーズを見せないように設定している人はいるか」という問に対して、「はい」と答えたZ世代は81.6%という結果となりました。
実際に、ストーリーズを高頻度で投稿しているリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーによると、「普段の日常の中で撮った写真や、遊びに行った時の写真など、さまざまなものを投稿します。ストーリーズを用いて会話をすることもあるので、周りの人に迷惑をかけないように親しい友達機能などを使ってストーリーを見せる相手を選んでいます」とのことでした。
アンケートの結果、ストーリーズ用のフィルターやGIFを作ったことがあるZ世代は24.9%でした。
また、ストーリーズを投稿する際、GIFをよく使用するZ世代は41.3%、フィルターをよく使用するZ世代は88.7%と、フィルターを使う機会が多いことがわかります。
実際に、フィルター・GIFどちらも作成したことがあるリアルZ世代コミュニティ所属のメンバーによると、「フィルターもGIFもパソコンを用いて作りました。GIFはフィルターに比べると簡単な方だったので、いくつか作成したのですが、フィルターは非常に難しく、情報系の学校に進んだ友人と一緒に作りました。自粛期間で時間に余裕があったので、せっかくなら作ってみようとなり、作成しました。最近は、顔全体にグリッターが散りばめられたようなものがとても人気です」とのことでした。
以上、いかがでしょう? みなさんのインスタライフと、何か違いはありましたか?
調査時期:2021年2月12日~2月19日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国、12〜15歳149名、16〜18歳281名、19〜22歳55名、23歳〜25歳9名、計女494名
Z総研公式サイト:https://www.zet.tokyo/