カジサックはYouTuberデビュー時、本当に芸人を辞めるつもりだったのか? チャンネル開設から2年半、ついに真意を語る

文=千葉佳代
【この記事のキーワード】

 今や、お笑いコンビ・キングコングの一員としてよりも、YouTuber・カジサックの名前のほうが浸透しつつある梶原雄太。

 カジサックは現在221万人ものチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberだが、2018年10月1日、初めてYouTubeを始めたときには、低評価3万件を超す、大きな逆風の中でのスタートだった。当時、カジサックは「1年以内に登録者が100万人行かなければ芸能界を引退する」と宣言。「絶対に行くわけない」と大多数の人がコメントしていたが、カジサックは見事に100万人を達成した。

 3月10日、『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)に登場したカジサックは、当時の心境を語った。

 w-inds.の橘慶太に「本当にすごいですね、YouTubeに進出した感じ。だって、芸人さんのなかで誰よりも早かったじゃないですか」と投げかけられると、「細かく言うと、ほかの芸人さんもやってはいたんだけど。本気でYouTubeというものに向き合ってチャレンジした人は多分初めてだったんじゃないかな」とカジサックは言う。

 「『登録者100万人いかなかったら芸人を辞めます」っていうのは、本当に辞める気だったんですか?』という質問には「それでいうと、まず最初に言いたいのは(100万人に)行かないわけないと思ってた」と力強く答えた。

 その自信には裏付けがある。当時、カジサックはYouTuberとしてデビューするにあたり、1年もの間、準備していたのだという。なので、現場のスタッフにも「絶対に100万人行く」と宣言していた。

 しかし、もし100万人いかなかったとしたら、本当に吉本興業を辞めていたそうだ。カジサックはYouTubeを「最後の闘い」だと思っていたと吐露。YouTubeを始める前、いろんな番組のひな壇ゲストに出たが、滑り倒しでうまくいかなかった。

 一方、相方の西野亮廣は、絵本の出版など従来のお笑い芸人とは違う動きで大成功。すっかり自信を失っていたという。もう芸能界を辞めようかと思う時期もあった。そんなとき、妻・ヨメサックに「もうちょっとだけ続けたらどう?」と言われたことがきっかけで、YouTubeの存在を知る。「これが最後の闘いになるだろうな」と当時のカジサックは思ったそうだ。

 その後、カジサックがYouTuberデビューを果たすと、快進撃が始まった。カジサックの武器は「家族」。カジサック家は子供5人の大家族で、子供たちは皆、パパ・ママ思いの素直で優しい子たちだった。YouTuberを始めた当初、家族は登場せず、芸人とのコラボが中心だったカジサックだったが、ヨメサックの代わりに1日ママの代わりをカジサックが体験するという動画が出ると、100万回再生以上される大ヒットに。

 以来、カジサックのチャンネルには家族の登場シーンが増え、現在はすっかり家族全員のチャンネルとなっている。視聴者にとってカジサック家は理想の家族のように映るようで、家族のほのぼのとした様子を映すカジサックのチャンネルは、幅広い世代に受け入れられているようだ。

 チャンネルを開設した当初は、家族を動画に出すことは考えていなかったというカジサック。しかし、家族の存在がなければここまで人気を獲得するチャンネルにはなっていなかったのではないだろうか。それもこれもカジサックが家族を愛し、大事にしてきた結果だ。カジサックも家族ぐるみのスタイルで仕事をするようになり、さらにイキイキと仕事を楽しんでいるように見える。

「カジサックはYouTuberデビュー時、本当に芸人を辞めるつもりだったのか? チャンネル開設から2年半、ついに真意を語る」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。