滝沢秀明、Jr.の現状「無責任に感じてしまう」 “22歳定年制”導入の背景にあったものとは

文=田口るい
【この記事のキーワード】
滝沢秀明、Jr.の現状「無責任に感じてしまう」 22歳定年制導入の背景にあったものとはの画像1

滝沢秀明氏

 ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏が、ジャニーズJr.に導入する「22歳定年制」について言及した。

 滝沢氏は7日、自身が演出を手がける舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の公開稽古に登場し、「デイリースポーツ」などの取材に対応。そこで、新しく導入される22歳定年制の話題になると、<会社として本物のアイドルを作るということにちゃんと向き合って、(Jr.と事務所が)気持ちを確認し合うということ。前向きにとらえて未来のジャニーズを作っていけたらと思います>と説明。

 現在、ジャニーズJr.は東西合わせて200人前後いるが、<スターになれるのは本当にひと握り>であり、<会社が親でタレントが子どもだとしたら、親の責任としてちゃんと向き合うべき。ずっとこのままだと僕はある意味、無責任に感じてしまう>と同制度を設けた背景について語った。

 同制度は、22歳を迎えた最初の3月31日までに、ジャニーズJr.としての活動継続について事務所と合意に至らなかった場合、ジャニーズJr.としての活動を終了するというもの。制度の適用は2023年3月31日からで、Travis Japanやなにわ男子といった、それまでに22歳以上になるメンバーが所属するジャニーズJr.内のグループと一部のJr.については、すでに活動継続の同意を得ているという。

 滝沢氏が年齢制限がなかった現状を“無責任”だと感じている背景には、ここ数年、デビューできずに年齢を重ねたJr.が、不安や焦りからか問題行動を起こすケースが頻発しているからかもしれない。

  たとえば、Snow Manのリーダー・岩本照は13歳でジャニーズ事務所に入所し、そこから26歳までジャニーズJr.として活動した。

 2009年にジャニーズJr.内の8人組ユニット「Mis Snow Man」のメンバーとなり、2012年からは「Mis Snow Man」のメンバー6人で「Snow Man」として活動を続け、念願のデビューが決まったのは2019年のことである。

 13年にもおよぶ長い下積み生活を送る中、岩本は「デビューできないのではないか」と不安定になっていた時期もあったようだ。岩本はデビュー直後の2020年3月、Jr.時代の2017年に未成年女性とのラブホテル合コンを行っていたと「FRIDAY」(講談社)で報じられた。同誌では当時の岩本について、「目標を失って自暴自棄になったがゆえの行動だったのでは」と指摘する芸能プロ関係者の証言も掲載されていた。

 岩本は紆余曲折を経てデビューまで辿り着いたが、デビューできずに退所するJr.も少なくない。2019年12月には、ジャニーズJr.内のユニット「MADE」として活動していた秋山大河が、女優の神田沙也加との不倫疑惑を報じられて退所し、それに伴って「MADE」も解散した。

 秋山と同じく「MADE」メンバーだった稲葉光は、2021年1月にジャニーズ事務所を退所しているが、「文春オンライン」によれば、「MADE」が解散したこと、稲葉自身が滝沢氏に見限られたと感じていたことなどが挙げられていた。

 さらに、昨年10月には、ジャニーズJr.内のユニット「宇宙Six」の元メンバー・山本亮太が同ニュースサイトで闇スロット通いを報じられて退所したという出来事もあった。山本も周囲に事務所への不満を漏らしていたようだ。ちなみに稲葉と山本は、退所後はそれぞれアーティストとして再始動し、コラボもしている。

 滝沢氏はJr.時代、リーダーとして大勢のJr.をまとめてきた経験があり、デビューできずに悩むメンバーたちをたくさん目にしてきたはずだ。また、Jr.としてダントツの人気を誇り、デビューを確実視されながらも「嵐」のメンバーに選ばれず、嵐のデビューから数年後にタッキー&翼としてデビューしたという経験もある。

 さまざまな立場を経験してきた滝沢氏だからこそ、少しでもJr.たちの未来を良いものにしたいと考えた上で、22歳定年制の導入に踏み切ったのだろう。

「滝沢秀明、Jr.の現状「無責任に感じてしまう」 “22歳定年制”導入の背景にあったものとは」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。