「MONOKAKI」(満寿屋)
<罫あり>
セミB5判9mm グレー罫:1540円(税込)
A5判9mm グレー罫:1,155円(税込)
B6判9mm グレー罫:1,045円(税込
A6判8mm グレー罫:935円(税込)
ポケットサイズ7mmグレー方眼罫:660円(税込)
<罫なし>
セミB5判無地:1,485円(税込)
A5判無地:1,100円(税込)
B6判無地:990円(税込)
A6判無地:880円(税込)
ポケットサイズ無地:660円(税込)
作家が原稿を書く紙といえば、原稿用紙。マス目をつけたかの用紙の上でこれまで数々の名作が生まれてきました。
今回は、原稿用紙と同じ紙を使って作られているノート「MONOKAKI(物書き)」をご紹介したいと思います。
老舗紙店「満寿屋」のクリーム用紙のノート
明治から続く老舗紙店「満寿屋」。こちらの看板商品の一つが、丹羽文雄、川端康成、司馬遼太郎など、多くの著名な作家たちが愛用してきたという原稿用紙です。
「MONOKAKI」は、原稿用紙に使われているのと同じ満寿屋オリジナルのクリーム紙でつくられたノートです。
レトロな雰囲気を感じさせる表紙のデザインは、きりえ画家のきりえや・高木亮さんが手がけたもの。
罫線があるノートと無地のノートで絵柄が異なっていますが、今回ご紹介している無地のタイプは、枠にたくさんの文房具が描かれた文具好きにはたまらないデザインになっています。
ノートの上のほうにあるのは、コーヒーカップやボトルインクでしょうか。左右には、筆や万年筆もあります。
下の方には、消しゴムや定規、さらにインク吸い取り用のブロッターまで。描かれている文具の一つ一つを確かめていくだけでも楽しいです。
「MONOKAKI」といえば、もう一つ特徴的なのが、ノートの最初と最後に厚手の「見返し」(製本の表紙の裏に貼る紙)がついていること。
ノートをカバーに入れたときに段差ができるのを考慮して入れられたという見返し。最初と最後に厚手の紙が入っているおかげで、ノートがしっかりと守られている感じがあります。
見返しの色は、罫線ありのものはダークブルーで、無地のものはワインレッド。なお、ポケットサイズだけは、見返しが比較的薄いものになっているそうです。
滑らかで軽快に筆記が進む書き心地
「MONOKAKI」の書き心地を、万年筆、ゲルインクボールペン、鉛筆で確かめてみました。
満寿屋のクリーム紙は万年筆での筆記を想定した紙だそうで、まずは万年筆を試しましたが、思わず「滑らか!」と声を上げてしまいました。万年筆特有のシャリシャリした書き味やペン先のしなりを感じつつも、ペン先が過度にひっかかるような感じはなく、非常にスムーズかつ軽快に書くことができます。
続けて、ゲルインクポールペンと鉛筆でも書いてみましたが、これらもまた非常に滑らか。ボールペンでサクサク、鉛筆でもささっと筆が進みます。万年筆、ボールペン、鉛筆、いずれにしても、これなら確かに作家さんの筆がのってきたときにどんどん書き進めることができるに違いないと実感しました。
名だたる文豪たちが使った原稿用紙と同じ紙で作られた「MONOKAKI」。著名な作家と同じ用紙を使えるワクワク感があり、さらに、情緒あふれる表紙、そして、何よりペンが非常に滑らかに進む書きやすさで、書く楽しさを高めてくれる魅力にあふれたノートになっています。
手書きや万年筆で書くことが好きな人に使ってみてほしい一冊。偉人たちが愛した用紙の書き心地をぜひ一度味わってみてください。