新垣結衣はなぜ“脇役”出演を選ぶのか 初のNHK大河ドラマでも脇役にまわった、役者としての戦略とは?

文=田口るい
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レプロエンタテイメントInstagramより

 新垣結衣が、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演し、主演の小栗旬演じる北条義時の初恋の相手・八重を演じることが明らかになった。

 今回、大河ドラマ初出演となる新垣だが、彼女の『鎌倉殿の13人』出演については今年1月28日発売の「女性セブン」(小学館)2021年2月11日号がすでに報じていた。

 この報道について、新垣の所属事務所「レプロエンタテインメント」の代表取締役社長・本間タカシ氏は、Twitterで<物語作品への出演は、関係者全ての繊細な作業の積み重ねで決まっていく。こういう情報をリークする事で全てが壊れ、作品自体が無くなる事もある。そんな迷惑知ったこっちゃ無いとか思わないでほしい>という過去の投稿をリツイートする形で苦言を呈していたが、結果的に新垣の出演が確定したようだ。

 新垣は、女優の中でもトップクラスの好感度を誇っていることで知られているが、ここ数年は仕事をセーブしていた。2016年10月クールの主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の終了後、2018年10月クールのドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)に主演してからは2年ほどドラマ出演がなく、結婚説や引退説まで飛び交った。

 その後、復帰作となった2020年8月クールの『親バカ青春白書』(日本テレビ系)では、なんとヒロイン・永野芽郁の亡くなった母親という脇役を演じて、ネットでは「ガッキーが脇役なんて豪華すぎる」と話題に。これまで新垣といえば、映画やドラマ出演時には主演やヒロイン役を務めることがほとんどだったため、世間にとっては新鮮に映ったのだろう。

 新垣は『鎌倉殿の13人』でも脇役にキャスティングされている。これまで主演級の女優だったにもかかわらず、脇役が続けば、「人気が落ちた」などといわれる傾向があるが、これは彼女の希望でもあるようだ。

<これまでありがたいことに主役とかヒロインばかりをやらせていただいていたので、今後は脇で支えるような役にももっと挑戦してみたいかも>(『テレビブロス』2019年4月号インタビューより)

 6月で33歳になる新垣だが、透明感が抜群でいまだにフレッシュな魅力すら感じられる。だが、2019年6月22日に配信された「VOCE」のインタビュー記事で以下のように明かしていた通り、彼女自身は若さへの固執などなく、30代である自分を至って現実的に受け止めているようだ。

<年齢に抗いたいという欲求は全然ないのですが、鏡を見たときに“もう戻れないんだな”って、学校を卒業したときみたいな寂しさを覚えることもあります。この気持ちをどんな風に受け止めるか。これも30代の課題ですね>

 どんな演者でも、年齢とともにキャスティングされる役柄や、世間に求められる演技が変わっていく。新垣はそれをしっかりと見据えた上で、“主演級女優”というポジションに甘んずることなく脇役にも挑戦し、役者としての幅を広げていこうとしているのかもしれない。

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