時代のリアルを追究するアーティスト・卯城竜太氏(Chim↑Pom)による集中講義「芸術の突破法」開講迫る!

文=wezzy編集部
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 最前線のアートを集中講義で学べる渋谷・道玄坂の「ホワイトルーム」

 第5回目はChim↑Pomの卯城竜太氏による2日間、全8講。4月29日(木)、30日(金)開講です。

Chim↑Pomとは何かを渋谷で語り尽くす

 道玄坂の起点は、渋谷という谷の底にあるスクランブル交差点、現在はその交差点を、渋谷マークシティにある岡本太郎「明日の神話」が見下ろしています。

 この「明日の神話」、1954年にアメリカが行った水爆の炸裂の瞬間がモチーフとなっていることは有名ですが、2011年福島第一原発事故を受けて、Chim↑Pomはそこに「LEVEL7 feat.『明日の神話』」の軌跡を残しました。

 コロナ禍となり、TVは定点観測のように連日、渋谷の底を映しています。闇市から生き延びてきた渋谷のスーパーラットはどのように未来を予見し、切り込んでいくのでしょうか。

 Chim↑Pomがやってきたこと、やったことのその後、そしてWHITE HOUSEを拠点としたこれからのこと……。卯城竜太氏が2日間にわたってすべてを語り尽くします。

卯城竜太(Chim↑Pom)・芸術の突破法

――1960年代に赤瀬川原平らネオダダが主張したアンセム=「いまやアクションあるのみ」。その言葉は、アフター311&コロナ禍という今の時代でも有効に機能するのだろうか。アクションには必ずリスクがあるがそれをどう突破するのか。はたしてQアノンによるホワイトハウス襲撃はアートなのか。「9.11は最大のアート」(シュトックハウゼン)だったのか。激変する世界の中で、Chim↑Pomがやってきたこと、やろうとしていることの全体像を解き明かし、アートとアーティストの定義をあらためて問い直し、独自の美術史を語る全8講!!(本講義シラバスより)

卯城竜太(Chim↑Pom)・芸術の突破法
日 程|4/29(木)−30(金)
時 間|10:00~17:45(両日とも/予定)
受講料|一般:15,000円(税込)/学割:10,000円(税込)
会 場|WHITE ROOM(渋谷区道玄坂)
受 講|会場(定員30名)/オンライン
詳 細|https://cyzo.co.jp/whiteroom/ushiro_01/
※ 会場受講は定員に達し次第、募集を終了します。

1限目:ノイズ論
2限目:公共とキュレーション
3限目:アーティスト論—アーティストとは何か?
4限目:コレクティビズム1
5限目:コレクティビズム2
6限目:大正期にはじまる
7限目:行動学1
8限目:行動学2

シラバスより。詳細はこちらから。

卯城竜太(うしろ りゅうた)
Chim↑Pomメンバー。Chim↑Pomは、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。また、東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域内で、封鎖が解除されるまで「観に行くことができない」国際展「Don’t Follow the Wind」の発案とたちあげを行い、作家としても参加、同展は2015年3月11日にスタートした。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearおよびデジタル・ビデオ部門の最優秀賞を受賞。2021年には森美術館での回顧展が予定されている。ソロとしては、美学校でのクラス「天才ハイスクール」をはじめ、ネオダダオルガナイザーズの拠点だった新宿ホワイトハウスでのキュレーション、オンラインと現実空間での秘匿性の高い展覧会「ダークアンデパンダン」の主催、あいちトリエンナーレ2019で閉鎖された全ての展示の再開を求めたアーティストらによる運動「ReFreedom_Aichi」など、オーガナイザーとしての活動や執筆などを行っている。

ホワイトルームとは

 日本の教育では、そもそも「アート作品をどのように見ればいいのか」という基本的なことが確立されない。そもそも「美術(アート)」の教科書は、日本と欧米では大きく違っている。日本の「美術」の教科書は薄く、アートは自由に見ることが大事だと書いてあり、欧米の「アート」の教科書は相当に分厚い。なぜか。「アートを知ること」=「美術史を知ること」と考えられているからだ。現代美術の最前線の作品には、ラスコー洞窟絵からはじまるギリシア・ローマ、キリスト教、ルネッサンス、印象派などなど膨大なヒストリーとコンテクストがあり、それをどれだけ感受できるのかが重要で、それこそが教養の基準とされている。美術の歴史がわかってないから、いつまでたっても同じ感想しか語ることができない。

 ホワイトルームでは、日本のアートのリテラシーを底上げするために、最前線にいるトップクラスの研究者、アーティストによって、大学半期分の授業を2日の集中講義で行います。
※講義によって、【1日集中講義】の場合もございます。

協賛
美術手帖
美学校

第4回講義・加治屋健司氏「日本現代美術概論 」の講義風景

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