鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」

文=他故壁氏
【この記事のキーワード】

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像1

 この春、小学校に上がったお子様をお持ちの親御さんであれば、気になる文房具があると思います。

 そう。鉛筆削り、どんなものを用意されましたか。

 ハンドル式の回転鉛筆削りは机に固定されていない場合、初めてのお子様には使用が難しいと思います。電動では、面白半分に鉛筆を削りすぎてしまうかもしれません。小型で持ち歩きできる鉛筆削りでは、毎日何本も鉛筆を削ることに飽きてしまう恐れもあります。

 そもそも、お子様が鉛筆削りを自分でするのか、という問題もあります。結果として先が丸まったり折れたりしたままの鉛筆を学校に持って行き、先生に指導を受けて親がせっせと鉛筆を削る──そういうご家庭も少なくないのではないでしょうか。

 お子様が自発的に鉛筆を削りたくなって、安全で快適に鉛筆を削ることができ、いたずらに鉛筆を消費せず済む鉛筆削りがあったら、親としてこんなに嬉しいことはないですよね。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像2

 今回ご紹介するプラスの「ハシレ! エンピツケズリ!」は、そんなご家庭になくてはならない最新の鉛筆削りです。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像3

 外観は完全に玩具です。すごくよくできた自動車のおもちゃです。全長は155ミリ、車幅は79ミリ、車高は62ミリ。1/32スケールの自動車のプラモデルに近く、大人が持ってもお子様が持ってもしっくりくる絶妙なサイズです。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像4

 ボディカラーは赤、青、黄。中央にある、自動車で言う「ひとが乗る部分」が黒いスモークパーツになっており、開閉ノブを引いて外すと中を見ることができます。内部には貝印製の小型鉛筆削り器が内蔵されており、あとは空洞です。実にシンプルな構造です。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像5

 裏面にはがっちりとしたタイヤが4つ装備されています。お子様がふつうに自動車遊びをしてもまったく問題のない、タフな構造です。シャシーに名前を書く場所があって、はっと「これは学用品なのだ」と我に返る、そんなセンスも憎いです。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像6

 鉛筆を削る際には、車体後部にある穴に鉛筆を挿入し、スモークパーツから飛び出している鉛筆固定レバーをロック方向に回して鉛筆を固定します。あとは車体を動かすだけです。

 この際、前進だけでなく、後退させても削ることができます。鉛筆が尖るまでひたすら直進させる必要はなく、持ったままその場で前後に10センチほど数回往復運動させることで、削り行為は完結します。

 尖るとトンガリ検知機構によって「カチカチ」と音が鳴ります。けっこう大きな音ですし、持った手にも振動が伝わるので、そこで走行を終了し、レバーを戻して鉛筆を抜いてください。

 削りかすは、先ほどの内部空洞に溜まっています。ゴミ箱の上でひっくり返すようにして中のカスを取り除くと、削りかすの散乱を最小限に抑えることができます。

 この「前進させても後退させても削ることができる」が本製品の最大のキモだと思うのですが、どっちに動かしても削れるというのはなかなかに不思議な機構でもあります。裏面、名前シールの前──前輪基部あたりに内部機構が透けて見えますので、ここで確認してみましょう。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像7

 前進させた場合、タイヤは後ろに回ります。この動きをギアが内部機構に伝えるのですが、本製品では裏面から見た右前輪にあるギアが回転し、その力を内部機構ギアに伝えます。右前輪ギアが後ろ回転で、それを受けた内部機構ギアは左──反時計回りに回転します。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像8

 後退させた場合、タイヤは前に回ります。もし右前輪ギアが生きていたら、回転方向が反対になり、前回転になってしまいます。これが内部機構ギアに伝わってしまうと内部機構が右──時計回りに回転することになりますよね。

 内蔵されている鉛筆削りの刃は、一般的な小型鉛筆削りと同様の1枚刃です。鉛筆を削ることができる角度と方向が決まっていて、鉛筆を時計回り(あるいは鉛筆削りを反時計回り)にしたときだけ鉛筆が削れます。なので、内部機構としては反時計回りを維持しないと「空回り」になってしまい、後退時には鉛筆が削れない、ということになってしまいます。

 そこで本製品では、ギア内部に噛み合わせをもうひとつ用意し、前進したときは右車輪ギアだけが回転し、後退したときは左車輪ギアだけが回転するように工夫を施したのです。

 これにより、後退時には左前輪側ギアが前回転し、それを受けた内部機構ギアは前進時と同様に逆回転を維持できるようになったのです。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像9

 内部機構に組み込まれている削り器は消耗品です。購入時、替刃がひとつ入っていますので、切れ味が悪くなったら削り器だけ交換が可能です。別売りで替刃だけ購入できますので、安心して永く使うことが出来ます。

鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」の画像10

 スタイリッシュで丈夫でかっこよく、しかもお子様が自ら率先して鉛筆を楽しく削ることができる本製品は、学童文具の枠を超えた新しい文房具の潮流を生み出したように思えます。お子様用にご自宅に、インテリアとしてご自分用に、そして何よりギフトに最適な本製品をぜひご検討ください。

「鉛筆削りも遊びの一貫で楽しめる! おもちゃ感覚で鉛筆削りを学べる「ハシレ! エンピツケズリ!」」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。