てんちむが「Win Win Wiiin」に出演。炎上を経て「捨てたもの」を語る

文=千葉佳代
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 オリエンタルラジオの中田敦彦と雨上がり決死隊の宮迫博之が共同で始めたYouTubeチャンネル「Win Win Wiiin」。現在は中田がシンガポールに移住したため、藤森慎吾が代役を務めている。そんな藤森と宮迫体制になって初めてのゲストは炎上で騒がれているてんちむだった。

 てんちむは自身の努力で「バストをAカップからFカップにした」と公言し、数々のバストケア商品をプロデュースしていたが、10年来の親友であったかねこあやに豊胸の事実を暴露され、「育乳ビジネス」だということがバレてしまった。これにより、てんちむを信じてバストケア商品を買った視聴者が激怒。てんちむはバストケア商品・モテフィットの全額自腹を宣言し、4億円以上の負債を背負って再スタートしていた。

 てんちむがスタジオに現れると、闇営業問題で炎上を経験している宮迫は、「一時ネットニュースがてんちむ、宮迫、てんちむ、宮迫(と続いていた)」と紹介し、藤森も「炎上のミルフィーユ」といじった。とはいえ、今回の番組はてんちむの炎上をおもしろおかしく取り上げることではないと藤森は言う。

 てんちむはモテフィットの騒動のさなか、さらにInstagramで「9カ月無料」という文言をいれた脱毛サロンのPRを行い、これも誇大広告なのではないかと炎上する事件もあった。

 番組はこの一連の騒動をひっくるめててんちむという人間を考察し、2つの能力に言及した。曰く、てんちむの強みは「演じきる」という能力と、「さらけ出す」能力だという。「(ホステスや子役など)演じれば100%女優として演じることができるが、ひとたびさらけ出したらすべての事を包み隠さず出す」、この振り切った2つの能力を両方使えるのがすごいと絶賛する。

 そのうえで、今回の炎上は、仕事をもらったら圧倒的に成功を収める「演じきるてんちむ」に、「企業側に都合の良い表現の広告」が合わさってしまったから起きてしまった騒動であると分析した。

 藤森は、「なぜてんちむはあんなに叩かれなきゃいけないんだ」「本来責められるべきは責任の所在をもっている企業であるはずなのに、広告塔として演じ切ってしまったてんちむに矛先がいってしまった」と、てんちむをかばう。

 番組はさらに中田から届いた「てんちむさんは決して悪いことをしたんじゃない。自分の意思でやったわけでもない。言われて演じたことにより色んなずれが生じて、それが世に出てしまった。しかも、全部の責任を自分で背負った。非常に勇気のある女性なんじゃないか」という言葉も紹介。それを聞いたてんちむの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。

 最後にてんちむは、炎上してしまったことで、なにをやっても批判的な言葉をぶつけられるようになったため、だったら「なんでもやっちゃおう」と振り切って、プライドも捨てることができたと笑顔で語った。

 また炎上後に返済のため「家を失った」という動画を出したことにも触れ、これまでの自分ならプライドが邪魔をしてそんなことは言えなかったとしつつ、「プライドを捨てて、自分の人生を全部コンテンツにする覚悟が持てた」と力強く言い放った。

 炎上を経て、一段とたくましくなったてんちむ。何億もの負債を追いながら、私生活をさらげだしてお金に換えることは並大抵の精神力ではできないことだ。受け答えをするてんちむの顔には「生きる」気力に満ち溢れていた。

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