髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介

文=小澤佐知子
【この記事のキーワード】
髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介の画像1

GettyImagesより

 4月(春)~9月(晩夏)は、1年間の約70~80%もの紫外線が降り注ぎます。日差しが強くなり始めるこの時期は、“紫外線対策”を始めるタイミング。紫外線を浴びると、肌はもちろん髪にもダメージを与えます。

 特に40代になると、さまざまな原因で“髪痩せ”が起こりやすくなり、薄毛やボリュームダウンに悩む人も多いと思いますが、この髪痩せを引き起こす原因のひとつが紫外線なのです。髪の日焼けは、毛髪のツヤをなくしゴワつく質感に変化させます。頭皮が日焼けすると、新たに生える髪に悪影響を及ぼします。

 そこで、紫外線トラブルから守る方法を紹介しつつ、お勧めのUVヘアケアのアイテムをピックアップします!

髪は肌の5倍も紫外線を浴びている

 紫外線ケアといえば、顔や体の肌が注目されがちですが、実は身体の中で特に陽射しを受けやすいのが頭頂部。他の箇所の5倍もの紫外線を浴びているといわれています。

 そんな髪や頭皮の紫外線対策を怠れば、深刻なダメージを引き起きやすくなります。例えば、髪の毛を作る「毛母細胞」は、紫外線を浴び過ぎと正常に働かなくなり、スムーズに新しい髪の毛を作れません。その結果、抜け毛や薄毛の原因のひとつになるのです。

 また、毛髪は大量の紫外線を浴びると、表面のキューティクルが焼けて剥がれます。すると、髪の内側にも紫外線が入り込み、髪の水分が失われてカラカラの状態に。

 紫外線ダメージを受けた髪や頭皮をそのままにしておくと、次のような状態を招いてしまいます。

〇枝毛や切れ毛
〇パサつきやゴワつき
〇ハリ・コシの減少
〇髪の広がり
〇白髪染めやヘアカラーの褪色が早まる
〇ツヤや弾力がなくなる
〇薄毛や髪痩せ
〇頭皮の炎症やかゆみ

 このようなダメージを避けるには、帽子や日傘が定番アイテムですが、最近はUV対策用のヘアケアが充実しています。日常のケアに取り入れてみましょう。

対策① 髪用のUVスプレーやオイルを習慣化する

 髪に使用できるUVスプレーは、スタイリングの最後に全体に吹きかけるだけなので、ヘアスタイルを崩すことなく、とても便利です。日中の塗り直しも手軽にできるので、バックの中にひとつ忍ばせておくとよいでしょう。

 また、スタイリングとUV対策の2つの効果を併せ持つヘアオイルもオススメ。紫外線対策はもちろんのことですが、紫外線やエアコンなどによる日中の髪の乾燥も解消されるため、一日中ツヤ感や潤い感がキープできます。

髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介の画像2

サンカットフレグランスUV スプレー グリーンレモンティーの香りSPF50+PA++++                                                   60g(数量限定品)オープン価格 コーセーコスメポート 

 強烈な紫外線から肌や髪を守る。ほてった肌にも気持ちいい、-5℃タッチの冷感タイプ。グリーンレモンティーの香りが気になる汗・ニオイもしっかりカバー。

髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介の画像3

パンテーン UVカット ヘアオイル(洗い流さないトリートメント)
50ml オープン価格 P&G 

 パンテーン史上初の「UVカット・ヴェール」が、360度から降り注ぐ紫外線をブロック。守りながらケアする、ベタつかず、軽い付け心地のヘアオイル。ごわつきフリーの、うるツヤ髪が続きます。

髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介の画像4

イットオール ナチュラル ライヴリーオイル(美容オイル/フェイス・ヘア用)
50ml 3520円 ビーバイ・イー 

 スーパーアンチエイジングオイルといわれる「カカイナッツオイル」が特長。紫外線予防や退色予防、熱から髪を守る効果があるとされる植物由来のスタイリング機能成分を配合。天然由来成分100%で、肌にも使えるダブルスペックのマルチユースオイル。

対策② 朝シャンは避け、夜の洗髪を心がける

 暑い時期は寝汗も気になり、朝もシャンプーをしたくなりますが、頻繁な洗髪は必要な脂を失い、頭皮の乾燥を招いてしまいます。

 また、就寝中に頭皮から出た脂は適度な皮脂膜をつくり、日中の紫外線や外気のホコリ、乾燥から地肌を守ることにもつながりますが、朝シャンをすると皮脂膜が取り除かれてしまうのです。洗髪は、夜1回を習慣にするのをお勧めします。

対策③ 濡れた髪のまま紫外線を浴びない

 濡れた髪は、摩擦や紫外線などの刺激を受けやすく、ダメージが起こりやすい状態にあります。そこで、洗髪後は早めにドライヤーで乾かすことを心がけましょう。

 また、髪は塩分などを含む海水、塩素の入ったプールの水に濡れると、さらに大きなダメージを受けます。海やプールに入るなら、事前に髪のUVケアを行い、その後は早めに洗髪して、ダメージ補修力の高いトリートメントやヘアパックで潤いをチャージしましょう。

対策④ 分け目を変えてスタイリングする

 髪の分け目は紫外線が直接肌に当たるので、ダメージも現れやすくなります。そのためか、秋口になると分け目部分の抜け毛を気にし始める人もいます。紫外線の多い初夏~晩夏は、定期的に分け目をチェンジしてみてください。

対策⑤ 頭皮の日焼けは専用ローションでお手入れを

 頭皮を日焼けしてしまったら、まず冷たいタオルで押さえてクールダウンさせましょう。洗髪もぬるま湯で行い、いつもより優しくシャンプー。日焼けによる乾燥を最小限にするため、頭皮用ローションをしっかりなじませて保湿してください。ドライヤーも温風で乾かした後は、冷風に切り替えてクールダウンしましょう。

髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介の画像5

スカルプ エッセンス
115ml 3850円 ヴェレダ ジャパン 

 みずみずしく潤うアロエベラやオリーブ葉など、美容成分が豊富で厳選された天然由来成分100%のオーガニックスカルプエッセンス。植物の恵みを詰め込んだローションが集中的に頭皮に潤いを与え、健やかさをキープ。頭皮の気になるニオイを抑えるフレッシュハーブの香り。

 秋口に抜け毛や乾燥に悩まされないためにも、こまめに適切なケアがお勧めです。

「髪は肌の5倍も紫外線を浴びている! 髪の紫外線対策のコツを紹介」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。