「太いペンは書きやすい」と言い切ってしまうと異論が飛んでくるかもしれませんが、長い時間ペンを握って筆記をする人の中には、太軸派と呼ばれる人達が少なからず存在します。
携帯性に優れるスリムなボディのペンは、短いメモをとったりするにはとても便利で、複数本を同時に持ち歩いても邪魔にならない点も魅力ですが、学生さんがレポートを書いたり、仕事で報告書をまとめたり、あるいは手紙をしたためる時など、長い文章を書く場合には太軸のペンの方が疲れにくいといった声も聞かれます。
さて、今回は銀座 伊東屋(以下伊東屋)と大手文房具メーカーぺんてる株式会社(以下ぺんてる)が協同で開発した、ユニークな「ITOYA 110(イトーヤワンテン) ペンジャケット)(以下ペンジャケット)を紹介します。
「ITOYA 110 ペンジャケット」の特徴

ITOYA110 ペンジャケット
「ペンジャケット」の大きな特徴は、市販されているぺんてる社のペンに金属製の上着(ジャケット)を装着して、デザインと機能を向上させたペンです。
筐体は真鍮製で、適度の重さを絶妙のバランスで生み出し、筆圧をかけずに滑らかな筆記体験が得られます。また、街の文房具店でも売っているお馴染みのペンをリフィルとして使うことで、入手がしやすいといった点も優れています。

ぺんてるのロングセラー筆記具をつかったペンジャケット
ぺんてるとの共同開発で生まれた「ペンジャケット」に選ばれたペンは、どれもぺんてるを代表するロングセラー商品であると同時に、だれもが一度は使ったことがある、なじみ深いクリエティブなペンばかりです。
・ボールぺんてる
・ぺんてるサインペン
・ぺんてるプラマン

ボールぺんてる
「ボールぺんてる」は滑らかな書き心地が特長の水性ボールペンで、今人気の低粘度インクを採用したボールペンの先駆けといった存在です。
「ペンジャケット」を装着することで、より指に負荷のかかりにくい筆記が可能になりました。

ぺんてるプラマン
ペンと万年筆のメリットをひとり占めした「プラマン」は、垂直に立てて書けば細字に、傾斜角度を深くすれば太字の筆記が可能になるペンです。「ペンジャケット」を纏った姿は、有名な海外ブランドの高級万年筆のような佇まいになり、使い心地はまるでハリウッドスターとスターバックスで一緒にコーヒーを飲むような不思議な感覚が味わえます。

ぺんてるサインペン
「ぺんてるサインペン」が発売されたのは1963年。米国36代ジョンソン大統領が愛用していたというエピソードは有名ですが、宇宙空間でも筆記が可能というスペックも備えていて、近い将来「ペンジャケット」を纏った「ぺんてるサインペン」が宇宙ステーションのなかで活躍する姿がみることができるかもしれません。

リフィルの交換はいたってシンプル
「ペンジャケット」のリフィルを交換する場合は、「芯」を替えるのではなく、ペンごと取り替えるというこれまでにはなかったユニークな機構で、指先を使った細かい作業は必要なく、幅広い年齢層にも簡単に交換ができるメリットを備えています。
専用リングを交換することで、それぞれのペンに対応可能に。

オプションで購入できる専用リング
「ペンジャケット」は、オプションの専用リングを追加することで、異なるペンを使うことが可能になります。
例えば、「ボールぺんてる用ペンジャケット」を購入してから、サインペンモデルが欲しくなった場合に、新たに「ペンジャケット」を購入するのではなく、サインペン用の調整リング(3.0mm)を追加・交換するだけで、「サインペン用ペンジャケット」として使えるようになります。
使い込んでいくと段々と他の種類の「ペンジャケット」も欲しくなりますが、最初は専用リングを購入してスタートするのもいいでしょう。
フォーマルにも使える「ペンジャケット」

日常使いのペンがビジネスでも胸を張って使えるペンに
フォーマルが似合うペンといえば、海外ブランドのボールペンやローラボールが頭に浮かびます。海外の有名ブランドの筆記具はとても魅力的な存在ですが、1本数万円もするペンを誰もがすぐに購入できる訳ではありません。「ペンジャケット」なら中身は100数十円でも、商談や会議の場面でもよく似合うフォーマルなペンとして活躍してくれます。
出張の多いビジネスパーソンや、旅が好きな人、また私のように取材など仕事であちこちに出かけるような人にとって筆記具はなくてはならないツールのひとつです。
いいペンは仕事の効率化を促してくれたり、モチベーションを上げてくれたりするアイテムですが、1番大切なのはどんな高価なペンでも、バッテリーが切れたスマートフォンやガソリンが底をついた自動車と同様に、インクが切れてしまえば役に立ちません。
当然、予備は意識していても、ついうっかりはよくあることで、そんなとき出先の文具店で容易にリフィルを手に入れる事ができるのは心強い限りです。
また、ランニングコストの視点で見た場合、海外有名ブランドのリフィルはそれなりに高価ですが、ペンごと交換できる「ペンジャケット」の場合、驚くほどのコストパフォーマンスを発揮してくれます。
普段使いのペンがより書きやすいペンにバージョンアップされることはとても魅力です、それと同時にリフィルが入手しやすいという、安心までもサポートしてくれるも「ITOYA 110ペンジャケット」の大きなアドバンテージだと感じます。
発売:銀座 伊東屋
製品:ITOYA 110 ペンジャケット
モデル:ITOYA110 ペンジャケット for ぺんてるボールぺんてる
ITOYA110 ペンジャケット for ぺんてるプラマン
ITOYA110 ペンジャケット for ぺんてるサインペン
カラー:黒・紺・白・赤
価格:各5,500円(消費税込み)
製品:ITOYA110 ペンジャケット調整リング
モデル:3.0mm(ぺんてるサインペン)
12.5mm(ボールぺんてる)
16.5mm(ぺんてるプラマン)
価格:各330円(消費税込み)
リフィル
ぺんてる サインペン 110円(消費税込み)
ぺんてる ボールぺんてる 110円(消費税込み)
ぺんてる プラマン 220円(消費税込み)