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年齢と共に髪のボリュームが減ったことによって、「今までのヘアスタイルがイマイチ決まらない……」との悩みを抱える人も多いと思います。
そこで今回は、地肌の透け感をカバーする方法や、髪をふんわりアップさせるセルフテクニックを紹介します!
明るめのブラウンやカッパーの髪色は“透け感”を強調
空前のヘアカラーブームによってカラーバリエーションも増え、白髪の量が少なければファッションカラーも楽しめるようになりましたが、髪のボリュームを多く見せるためには、色選びには注意が必要です。
明るめのブラウンやカッパーゴールドは夏に人気の色味ですが、地肌に色が近いので“透け感”が強調されてしまいます。また、夏の強い日差しを浴びると、さらにトップの厚みが減って見えやすいデメリットがあります。
髪のトップのボリュームが気になりだしたら、黒やダークブラウンなど暗めの色味をチョイスしましょう。髪のハリコシ感が演出できます。明るさが欲しい場合は、「ウィービング」とよばれる方法がお勧め。これは明るい色を筋状に入れるテクニックで、ベースの髪色が暗くても、ウィービングを所々に施すことで自然な明るさと立体感を演出します。
髪の分け目は直線でなく「くの字」を意識
いつも同じ位置に分け目をつけると、トップが潰れやすくなってしまいます。また、直線的な分け目は根元の毛を起こしにくく、ボリュームが失われがちです。
髪の分け目をいつもと逆方向から作るなど、日によって少しずらした方がボリュームを作れます。ひらがなの「く」をイメージしながら分け目を作ると、ボリュームが減った髪にふっくら感が生まれ、華やかさがアップしますよ。
ほかにも、櫛の柄などで分け目をジグザグにとると折り紙の‟山折り・谷折り“のような動きが出て立体感がアップします。
ブラッシングやドライは「上から下」でなく「下から上に」
根元から毛先に向けてブラシを下ろすと、髪はペタンコに見えてしまいます。髪を乾かすときはブラシで押さえつけず、オールバックを意識しながら下から上へ引き上げるように手ぐしを入れます。
このとき、特に髪の根元側をしっかり起こし、ドライヤーの熱で十分に乾かしましょう。根元に水分が残っていると、ボリュームが潰れやすくなるので注意。根元や内側の毛が8割以上乾いたら、ブラシや手ぐしでいつもの毛流れに整えていきます。これだけで根元のボリュームがアップして、華やかさも上昇します。
ワンレングスよりレイヤースタイル
髪毛の1本1本に長さがあると動きが出にくく、トップやサイドが張りついたように見えやすくなります。薄毛が気になりだしたら、ワンレングスやローレイヤーは卒業して、ボブやショートスタイルにチェンジしてみるのもひとつの方法です。
このとき、レイヤーを入れて丸みのあるシルエットにカットしてもらうと、自宅のスタイリングがラクになります。トップは大きめのカーラーを巻いてからスタイリングすると、理想的なボリュームが簡単につくれます。マジックカーラーは常備しておくとよいでしょう。
インバスやスタイリング剤はハリ・コシアップ用を使用
シャンプー & トリートメントは、髪質によって細かく使い分ける時代。潤いアップ系、エイジングケア用、ハリ・コシアップやボリュームアップ系、そして広がりを抑えるタイプ……さまざまな種類があります。
ボリューム感を重視する場合は、「ハリ・コシアップ系」「ふんわりボリューム系」などがベスト。これに合わせて、アウトバスやスタイリング剤も同じタイプを使うと、普段のブローがとてもラクになり、軽やかな立ち上がり感を一日キープできます。
今回は薄毛をカバーするホームテクニックを5つ紹介しました。このような対処法に加え、日常の根本的なケアも大切です。規則正しい生活と栄養バランスのとれた食事、適度な運動、地肌を健やかに保ち頭皮の血流をよくするマッサージを心がけるなど、髪のコンディションアップが根本的な改善につながりますよ!