「KLESHA(クレシャ)」(ライフ株式会社)※写真はB6×A6サイズ 方眼)
サイズ: A5×B6サイズ B6×A6サイズ
罫線:方眼 横罫、無地
価格:
A5×B6サイズ 方眼・横罫 650円+税
無地 600円+税
B6×A6サイズ 方眼・横罫 550円+税
無地 500円+税
持ち歩きに最適なノートの大きさは果たしてどれくらいなのか? 小さくてバッグやポケットにおさまるものがいいけれど、書くスペースもそれなりに欲しいし…となかなか悩んでしまうところです。
最近「このサイズ、携帯するのにいいかも…」と実感するノートを見つけました。2021年1月に発売された「KLESHA(クレシャ)」です。
滑らかで書きやすい「Lライティングペーパー」を使用
クレシャは、ノーブルノートなどで知られるライフ株式会社の製品。中の帳面にノーブルノートと同じく同社のオリジナル用紙「Lライティングペーパー」を使用しています。
ノートを開いていくつかの筆記具で実際に書いてみたところ、さすが書き味のよさに定評のあるLライティングペーパー。万年筆、油性ボールペンはともにサクサク書くことができ、サインペンもスッスッと進みました。
Lライティングペーパーは非常に滑らかな紙で、手に触れるとなんとも心地よい。書いているときも触れているときも快適で、とても気持ちよく筆記ができる帳面だと感じました。
なお、クレシャは方眼、横罫、無地の三種類の帳面が揃っていますが、中の罫線はグレーの点線。ごく薄め、しかも点線なので自己主張が少なく、最低限のガイド…という感じにとどまっているので、罫線にとらわれることなく、自由かつ緩やかな感覚で文字や線を書くことができそうです。
表紙には紙クロスを採用。こちらは樹脂などを塗工・含浸して強度を持たせた紙で、普通紙よりも丈夫かつ汚れにも強いのだそうです。表紙の強度が高いおかげで、ノートを丸めるなど多少ラフに使っても大丈夫な様子。汚れにも強いということで、外にも持ち出しやすく、屋外で書いたりメモをとったりするのにも活躍してくれそうです。
スリムだけど意外と書き込める絶妙なサイズ感
クレシャというノートを知ったとき、筆者が何より注目したのは、従来のノートとは若干違うそのサイズでした。
2つあるサイズのうち、実際に手にしてみたのはB6×A6サイズ。こちらは高さがいわゆるB6の大きさですが、対する横幅はA6サイズのそれ。B6のノートの横幅を若干スリムに抑えたいわば“B6スリム”といってもいい、片手にも楽におさまる大きさになっています。
ただ、一見スリムなノートではあるのですが、見開きの状態にしてみると意外とスペースが広い。リストを書いてみたり線を引いてみたりしましたが窮屈さを感じることはなく、むしろ狭すぎず広すぎない絶妙な大きさで、非常に使いやすいと感じました。
書き心地のよい帳面に自由な筆記がしやすい薄めの罫線、そして、強度が高い表紙に携帯しやすいサイズと、さまざまな魅力が詰まった「KLESHA(クレシャ)」。持ち歩く小さめのノートを探している…という人は、一度こちらを使ってみてはいかがでしょうか。特にスリムなのに意外とたくさん書きこめる絶妙なこのサイズ感を、ぜひノート好きな方々に味わっていただきたいです。