ペンケースは定番の文房具として、大手文房具メーカーから数多くが発売されていて、文房具店の店頭にもたくさんの種類が並びます。
これは便利だ、という製品も決して少なくはありませんが、「ここがもう少し××だったら……」なんて思ったことはないですか?
そんなペンケースを文房具愛好家たちの生の声を集めて完成したのが、ちょっとユニークなネーミングの「どや文具ペンケース」です。
この「どや」は関西弁で自信満々とか誇らしげなという意味でつかわれる方言ですが、今回は手にした人を「どや顔」に変える、他にはないペンケースを「どや顔」で紹介させていただきます。
「どや文具ペンケース」誕生秘話

どや文具ペンケースはこうして生まれた
「どや文具ペンケース」を作ったのは文具クリエーターとして知られる阿部ダイキさんが立ち上げた一人文具メーカーのベアハウスです。
創業と同時に「フリーサイズブックカバー」が大ヒット、以降「自由名刺入れ」「読書記録しおりワタシ文庫」など、これまでの文房具にはない新しいアイデアが詰まった製品を世に送り出しています。
そんな阿部氏が、「関西どや文具の会」という文具愛好家が集まるオフ会に参加した際、みんなが欲しいと思っている文具を作ろうという話になり、参加した仲間がSNS上で「ああしたい」「こうしたい」とさまざま意見やアイデアを持ち寄った結果、ユニークなネーミングとユニークな機能を備えたペンケースが誕生しました。
「どや文具ペンケース」の特徴

500mlのビールロング缶がすっぽり入る大容量
様々なアイデアがつまった「どや文具ペンケース」の大きな特徴のひとつが、お気に入り文房具がたっぷり入る0.5リットルの大容量です。
0.5リットルということは、市販されているビールのロング缶(500cc)がすっぽり入るサイズで、これなら引き出しの中の文房具を丸ごと持ち運べそうです。

サッと出してサッっと片付け
筆記具をたくさん持ち歩ける機能の次に文房具愛好家が望んだのは、ペンケースの中身が見やすく必要な時にサッと取り出せるという機能でした。
従来のファスナー式ペンケースでは中身が見えず取り出しにくい、ロールペンケースだと視認性は良くても1本ずつしか出し入れができない面倒さがありました、それらの不便さをとり除き、いいところを機能として盛り込んだ「どや文具ペンケース」は、バンドを外して広げると、そのままペントレーになり収納した筆記具が見やすくなってピックアップが容易な形状になります。
さらに、端を持ち上げればトレー上の筆記具がペンケースのボックス内へ、サッと素早くしまえるという機能も備えています。
「どや文具ペンケース」の機能

さて何本入る?
大容量の収納エリア(ボックス)には、どのくらいの本数が収納できるのか、いろんなタイプの筆記具を混在させて試したみたところ、ざっと20本ほどが楽々入りました、スリムなペンならさらに多くの本数を同時に持ち運ぶことができそうです。

他の筆記具と干渉させないサブポケット
文房具愛用家が次に求めたのは、シャープペンシルの替え芯や定規など、ペンケースの中で他のペン類と干渉させない区分けされた収納スペースでした。
このサブポケットは替え芯だけでなく、万年筆や高価なボールペンなど傷をつけたくないペンの収納スペースとしても活用できます。

A5サイズまでの薄い紙物が入るポケット
「どや文具ペンケース」の内側(ロール部分)には、A5サイズまでの薄い紙類などが入る収納ポケットが隠し部屋のように配置されています。メモや領収書などを入れておくのにも便利な機能のひとつです。
ユーザーが新しい使い方を見つけ出すペンケース
文具愛好家の声を集めて完成した「どや文具ペンケース」は、時代と共にユーザー自身が新たな使い方を見いだす、ペンケースの概念にこだわらないツールへと進化しています。

バレットジャーナルの公式ツールに推薦したくなるペンケース
バレットジャーナルの考案者であるライダー・キャロルさんの著書『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ダイヤモンド社)や、Marieさんの『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などのヒットで、日本でもここ数年女性を中心にこのノート術を楽しむ人が増えています。
本来、ペン1本でもできるバレットジャーナルですが、日本では複数のカラーペンを使い分けるのがトレンドになっているようで、たくさんの筆記具をまとめ持ち運べる「どや文具ペンケース」と一緒に楽しむユーザーも少なくありません。

デジタルツールもひとまとめ
デジタル派のユーザーが見つけた「どや文具ペンケース」の使い方は、モバイルバッテリーにイヤホン、そしてACアダプターや各種ケーブルなど、今の時代に必要なデジタルガジェットをひとまとめにする収納ツールとして活用するというもの。デジタルとアナログの面白い共生関係が生まれています。

マスキングテープを持ち運ぶケースとして
今では、おしゃれな「文具女子」のマストアイテムとなっているマスキングテープも、「どや文具ペンケース」の大容量ボックスなら、ちょっと大きなサイズのマスキングテープまで余裕で持ち運ぶことができます。
この他、化粧品をまとめるコスメケースとして愛用する女性も多く、ユーザー自身が「ペンケース」という固定概念に縛られずに自由に使い方を決めるクリエティブなツールにもなっています。
文房具が好きで、好きで、たまらない愛好家のニーズを反映させて作られた「どや文具ペンケース」は、たくさんの筆記具が収納できる大容量や、ロール部分がトレーにもなるといったアイデアなど、従来のペンケースにはなかった機能が盛り込まれた製品です。
近年では「文具女子」にスポットを当てた製品が次々と誕生していますが、「どや文具ペンケース」は開発当初から文具好きな女性ユーザーの意見も取り入れられた、時代の先駆けといえるアイテムといえます。
発売から10年、未だに人気の衰えないユニークな多機能ペンケースとして、ひとりでも多くの文具好きなユーザーに使って欲しい逸品です。
メーカー:ベアハウス
製品:どや文具ペンケース
カラー:ネイビー/ワインレッド/ブラック(オイルレザー+帆布)
:ネイビー/グレー/ブラック(クロムレザー+ナイロン)
価格:8360円(消費税込む)