ディーン・フジオカ、『青天を衝け』と『あさが来た』で“五代様”をどう演じ分けた?

文=秘密のアツコちゃん
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『青天を衝け』番組公式Twitterより

 5月から大河ドラマ『青天を衝け』にディーン・フジオカが登場しています。演じているのは、明治時代の大阪経済界を引っ張った五代才助(友厚)。そう。2015年下半期の朝ドラ『あさが来た』で演じた役に再びキャスティングされているのです。ドラマファンにはたまらない展開にアツは大興奮なのでした。

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 正式に「開催します!」と高らかに宣言される前に、いつの間にかシレッとやることになっていた東京オリンピック。新型コロナウイルスワクチンの接種だって十分とは言えないし、まだまだ賛否両論ある中、全国各地で聖火リレーが早々にスタート。このところ報道番組や情報番組で連日のようにオリンピック関連のニュースが流され、国民置いてきぼりでゆるっと開催が決まっちゃって、「これからまた感染者が増えるのではと予想されているのに、本当に開催できるの?」と半信半疑でいる人たちの何と多いこと。

 そんな中、突如として、嵐の相葉雅紀さんと櫻井翔さんが『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』に就任したと発表。『NHK東京2020オリンピック放送アスリートナビゲーター』は北島康介さんが務めるとも報告し、一気に現実味を帯びてきた東京オリンピック。一報が入ってきた編集部もガゼン色めき立ち、「嵐に触手を伸ばし続けてきたNHKの粘り勝ちかぁ」とか、「何だか“嵐”の名前が出たとたんに『オリンピックが楽しみ』という風潮になったよな。イメージ戦略がいきなり成功した感じだけど『嵐頼みのオリンピック』っていうのもどうなんだろ?」と疑問を呈する部員たちもチラホラ。

 まぁでも、一年遅れとなった東京オリンピックが開催されるのは喜ばしいことだし、問題なく無事に終わるのならめでたしめでたしなんだけど。イチャモン大好きな週刊誌記者・Hくんは納得がいかない顔つきで、「NHKのキャスティング力はハンパない。しかも事前に情報漏れもしないしね。完璧な隠密行動をするにはそれなりの人材と財力が必要だけど、NHKにはその両方があるからやれるんだろう。特に民放ではマネ出来ない豊富な財力が物を言うんだろうな。嵐のキャスター就任の件は去年からずっと追い続けて探ってたんだけど、NHK関連の情報はなかなか落ちてこなくて、事前につかめなかったんだ」と悔しそうにブツブツ。情報管理が徹底されているんだろうな。でね、オリンピックを前フリにしちゃうのはごめんなさいなんだけど、アツの周りでは最近のNHKのキャスティングは「申し分ないよね」と高評価なのよ。

 強引な展開だけど最近のNHK、なかなか素敵なキャスティングで老若男女を魅了してくれてるでしょ?

 今現在、何が話題ってアナタ、やっぱり大河ドラマ『青天を衝け』じゃない?

 もともと主演の吉沢亮くんはじめ、高良健吾くんや草なぎ剛さん、板垣李光人くん、中島歩さん、磯村勇斗くん、町田啓太くん、山崎育三郎さん、福士誠治さん、尾上右近さん、萩原護くん、満島真之介くんや岡田健史くん等など「顔面偏差値の高いイケメン揃いの大河ドラマ」と呼ばれる『青天を衝け』だけど、ここに来て「まさに真打ち登場」って感じのあの方が参戦されたのよ。はいはい、ご存知、五代才助(友厚)役を演じられるディーン・フジオカ様のことよ。

 連続テレビ小説『あさが来た』で五代様フィーバーを巻き起こしたディーンさんが、『青天を衝け』で再び五代様を演じるなんて、何て粋な計らいなの。NHKさん、ありがとう。受信料を払っていてよかったわ。

 ディーンさんったら「五代さんとの時空を超えた不思議なご縁を感じました」とおっしゃってらしたけど、『あさが来た』も『青天を衝け』も大森美香さんの脚本だから、安心して挑めたそう。

 今回の五代様が画面に出てきた時は、アツの周りのディーン様ファンは狂喜乱舞して大興奮よ。編集部でも「今年はやたらNHK通いをしてるけど、アツの目的はこれだったのか」と指摘されているんだけど、仕方ないじゃない。誰だってそうなるでしょ?

 ディーンさんにお話を聞いてみると「今回は『朝ドラ』より野性味溢れるワイルドな五代をお届けしますよ」と凛々しくも優しい口調で言ってくださって、もうそれだけで有頂天よ。同じ五代様でも『朝ドラ』とはアプローチが違って「大河ドラマでしか出来ない五代役をと考えています」とのこと。

 大森さんの描くセリフには「ハッとさせられるものばかり」で、今のこの時代を生きる上で参考になるような言葉や思いが散りばめられていると熱弁。「東の渋沢栄一、西の五代才助(友厚)と呼ばれたほどの日本の近代化の中で双璧をなした二人。互いに切磋琢磨し、競い合い高め合っていく姿がこれから見られるなんて夢のよう。

 さらに大河ドラマ『西郷どん』以来の出演となる町田啓太さんが土方才蔵役を演じるのも楽しみ。どうやら草なぎ剛くんは「町田啓太くんのファン」らしく、剛くんも楽しみにしていたようなんだけど、町田さんは「自信家で『鬼の副長』と呼ばれるぐらいの人なので強いイメージを持っていたんですが、調べていくとまたちょっと違った。でも土方を演じるなら自分も強くなければいけないなと思っています」と力強い瞳で言っていて、もうクラクラしちゃったわ。最強の二代イケメンの参入で、後半戦に向けてまたまた盛り上がりそうな『青天を衝け』。

 とはいえ、東京オリンピック・パラリンピック期間中は放送休止との発表があって、ちょっと失速気分よ。

 仕方ないんだけどね。ちなみに休止予定は7月25日、8月1日、8日、29日、9月5日の計5話分なんですって。夏真っ盛りの暑い暑い日々を『イケメン大河』で涼んで乗り切ろうと思っていたのにぃ〜。

 昨今のアツ近辺は「NHKに振り回されて一喜一憂する日々」で、何だかなぁな気分なんだけど、とりあえず東京オリンピック・パラリンピックの行方と、『青天を衝け』の今後の展開をそっと見守りつつ、根気強く取材を続けていこうと思っている次第なのです。

 さぁさぁ皆様ご一緒に、各自おうちにて「五代様コール」をぶち上げようではありませんか。再びの五代様、再びのディーン様、この出会いに感謝して、酷暑もコロナも吹き飛ばして、しれっとサラッと乗り切りましょうね!

(秘密のアツコちゃん)

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