ミドリ「クイックテープカッター」でマスキングテープがさらに使いやすくなる!

文=他故壁氏
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 マスキングテープは、女性を中心になくてはならない文房具となりました。ひとつも持っていない、という方を探す方が難しいのではないでしょうか。

 マスキングテープは和紙でできていることが多いので、手で千切ることができます。なので必ずしもはさみやカッターが必要だとは限らないのですが、やはり便利に綺麗に使おうと思うと、テープカッターがあったほうがいいですよね。

 マスキングテープに適したことを売り文句にするテープカッターも数多く発売されていますが、それぞれ使い勝手は異なります。マスキングテープの使い方によっては、そのカットに使用する製品は分けて考える必要があると思っています。

 マスキングテープはコレクションで持っているけど、常用するものは限られていて、それを持ち歩いてさまざまな箇所で使用したいという場合は、テープを内部に内蔵できるテープカッターが便利だと思います。

 今回ご紹介するミドリの「クイックテープカッター」は、テープ内蔵型として実に快適な使用感を得ることができる製品です。

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 持った際に親指にあたる箇所にスライダーが存在します。これに親指をかけ、ぐっと引くことによって、テープが先端から繰り出してきます。その長さはおおよそ20mmです。

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 一定の長さで繰り返し出てくるので、慣れてくると必要な長さをすぐに取り出せるようになります。ただし引きはかなり重いので、最初は戸惑うかもしれません。スライダーが何かに当たって押されてもテープが繰り出さないように重くなっているのでしょう。

 実は一度テープを出してしまえば、そのテープを引っ張ることでスライダーを引かなくても好きな長さを引き出すことができます。また、繰り出した先端を用紙などに貼り、そのまま引くことで好きなだけテープを出すこともできます。

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 では、テープを切るアクションはどこで行うのでしょうか。

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 実は、持ったテープを軽く捻るだけです。ボディ先端内部にギザギザのカッター刃が内蔵されており、直感的に切るアクションを取ることができます。

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 本製品は、購入時にはマスキングテープは入っていません。ご自分のテープを入れて使用します。ですから、はじめてでもテープが簡単に装着できないとストレスがたまりますよね。

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 本体後方、丸くなっている方向の上部と下部は色違いになっています。上部は不透明、下部は半透明素材でできており、その合わせ目が丸くなっている部分にあります。上部の不透明部分にちいさな指掛けがありますので、そこに指先を掛けて上下に開きます。下部パーツを支えにくいと思われたら、テープ穴に指をかけてみてください。力が入れやすくなります。

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 開けると前部にテープ送りのローラーが、後部にテープを入れるスペースが登場します。少しテープを引き出してから中に入れ、前部ローラーに伸ばしたテープの先を置くように貼ります。あまり神経質にならずとも、ローラーの上にまっすぐ貼れたなと思ったらそれでオッケーです。

 上部パーツをしめて、スライダーを引いてみて下さい。テープが繰り出されたら完了です。

 このローラーが実に良くできていて、様々なメーカーのテープを入れて実験してみましたが、空転するようなこともなくしっかりテープ送りをしてくれます。とても安心感があります。ただ、内蔵できるテープの幅は15mmが限界で、18mmのものは入りませんでした。

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 本製品は保管にも便利で、不透明デザインの側にはマグネットが内蔵されており、冷蔵庫やホワイトボードなどに貼っておくことで置き場を確保可能で、紛失を防ぐこともできます。また厚みがあって平たい面もあることから、横方向ではありますが立てて置くことも可能です。

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 平べったい涙滴型の本体は、ちょうど手に収まるくらいのサイズです。思ったより角が立っていますが、握って痛いということはありません。

 本体カラーは白と黒の二種類、価格は968円(税込)です。黒の半透明パーツはかなり色が濃いので、わたしが常用する黒テープだとほぼ内容が見えません。テープの柄やカラーを頻繁に確認したい場合は白ボディのほうがいいかもしれませんね。

 テープを選ばない操作性、マグネットによる空中収納、使い勝手の良さなど、愛用のマスキングテープをヘビーユースする方にはぜひ試していただきたい製品です。

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