
『ハニーレモンソーダ』公式サイトより
梅雨も明け、いよいよ本格的な夏休みシーズンになりましたが、残念ながら今年も「ステイホーム」な夏になってしまいそうです。そんな憂鬱な日々を、爽やかな青春映画で吹き飛ばすのはいかがでしょうか? 今回は、大ヒット上映中の、ラウール(Snow Man)主演映画『ハニーレモンソーダ』について語ります。
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皆さん、ごきげんよう。熱々なアツこと秘密のアツコちゃんです!
「本当に開催するの? 東京の一日の新規感染者がまもなく2000人になろうとする勢いなのに? ワクチンが絶望的に足りないという状況なのに本気なの?」とボヤいているうちに、ついに始まってしまった東京2020オリンピック・パラリンピック。
都内は交通規制で大渋滞だし、開会式直前までコロナ以外のトラブルも多発で前途多難な幕開けだったのだけど。でも始まってしまったらもう応援するしかないし、ソフトボールや女子サッカー、男子サッカー等など、白熱した試合が続いてテレビの前で一喜一憂。初戦の久保建英選手のゴールシーンなんてどれだけ歓喜したことか。
本当は目の前で見たかったけど、でもどんなトラブルに見舞われようと「やっぱり日本でオリンピックが開催されていること自体が尊い。感動するね!」と言い合っていたんだけど、中学生や高校生の子供がいるお友達の反応はちょっと違っていたのよね。
中三の娘ちゃんがいるO家の場合。「高校受験前の大切な夏休み。追い込みをかけなくちゃいけない時期なのに、ぜーんぜん勉強してなくて」とお嘆きモード。高二の息子くんがいるY家は、何を話しかけても「暑い、ムリ」の単語しか返ってこないとため息。「何がムリなんだかさっぱり分からないわよ。こっちにとってはアンタがムリよ」と愚痴る母。
そんなママたちと何か打開策はないものかと相談していたのだけど、中三の娘ちゃんはゴリゴリの熱血Snow Man推しで、高二の息子くんは「テレビは全然見ない。好きなのは乃木坂46とか欅坂46かな。今は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』」のDVDをずっと見ている」そう。
他にもいろんなご家庭にガツガツ聞いてみたんだけど「10代はオリンピックにそんなに興味が無いのかもしれない」という感じはしたのよね。そもそも彼らにはテレビを見る習慣がないし、小学生ぐらいなら家族揃ってみんなで競技を見て応援したりできるけど「よもやよもやの壮絶な反抗期真っ只中」の中高生の扱いはなかなか難しいらしくて。
で、中三の娘ちゃんと一緒に楽しむなら、コレしかないでしょ? すんごく強引な展開だけど、ラウールくんの初主演映画『ハニーレモンソーダ』を見に行くことよ。と言っても「もう友達と見てきた」ってけんもホロロにあっさり却下されたそうなんだけど、そこはSnow Man推しの娘ちゃん。「何度でも見たいからしょうがない。ママとも行ってあげる」と上から目線発言をかまされつつも、何とか合意したんですって。
映画はレモン色の髪の毛をしたラウール演じる界と、中学時代は「石」と呼ばれていた吉川愛ちゃん演じる羽花の切なくもキュンキュンする高校生たちのラブストーリー。
クールで塩対応なのに人気者の界は、実は心優しきレモンソーダ男子。大ヒットした少女コミックの映画化だからもともと注目度も高かったんだけど、ママの方が「めっちゃよかった。ラウール最高」とテンション高め。大丈夫か~い? まぁね、ラウールも「とにかく髪の毛の色にはこだわったよ。あまりみんなが使わないようなレモン色の金髪にして。でも維持するのは大変だった」と苦労したとか。
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