Kis-My-Ft2デビュー10周年記念! デビュー延期、SMAP解散…etc、波乱の10年を記者が振り返る

文=秘密のアツコちゃん
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Johnny’s netより

 8月10日はKis-My-Ft2のデビュー10周年記念日です。思えばこの10年、キスマイには様々なことがありました。そんななか、メンバーがひとりも欠けることなく7人揃って走り抜けられたのは本当に嬉しいことです。今回はデビュー前から彼らを取材し続けてきたアツが、この10年の舞台裏を語ります。

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 皆さん、ごきげんよう。アツアツなアツこと秘密のアツコちゃんです!

 酷暑にコロナにと心配事が多くなかなか気は休まりませんが、突然ですが、ココで問題です。皆さんは2011年の8月10日を覚えていらっしゃいますでしょうか? はーい、Kis-My-Ft2ファンのそこのアナタ、そうですそうです。大正解です!

 8月10日と言えばキスマイのCDデビュー日ですもんね。あの夏真っ盛りの東京・恵比寿ガーデンプレイスでのデビューイベントを忘れることはできないわ。

 特に今年はデビュー10周年記念だし、スペシャル感も増し増し。ベストアルバム『BEST of Kis-My-Ft2』をリリースしちゃうし待ちきれないわよね。伝説のデビュー曲「Everybody Go」から最新シングル「Luv Bias」までのシングル34曲と、Music Video47曲に、さらに10周年記念作品となる新曲「A10TION」も入っているのよ。あ〜、早くアナタと分かち合いたいわぁ。このアルバムを聴くと、この10年間のキスマイとの思い出が走馬灯のようにグルングルン頭の中を駆け巡って、たまらない気持ちになること確実よ。

 メンバー7人、誰一人欠けることなく走ってこられて本当によかった。そんな感謝を込めて、キスマイとのちょっとしたエピソードをお届けしたいと思います。

デビューまでの苦闘

 今さらだけど、キスマイのメンバーを紹介しておきますね。北山宏光、千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、二階堂高嗣の7人。2005年に結成されたのだけど2006年に飯田恭平くんが脱退して今の形に。

 アツたちは結成当時からキスマイを担当していたんだけど、でもたいぴーなんかはドラマ初出演作である1999年の『怖い日曜日「友達のJ君」』(日本テレビ系)からの古い古いお付き合い。当時、担当していたドラマプロデューサーのM氏が「何かスネた感じの少年が来たな。態度、悪っ」なんて言っていて、ちょっと距離が開いてしまったのだけど、後にMプロデューサーが担当したドラマ『信長協奏曲』(フジテレビ系)でたいぴーと再会。「藤ヶ谷くんが大人になっていて、さらにいい役者になっていて本当に驚いた」って感動していたっけ。

 それぞれがソロで活動もしていたんだけど、何せジャニーズJr.時代が長くてローラースケートを武器に頑張っていたんだけど、なかなか日の目を見なくてね。最初の頃はローラースケートで止まることさえ出来なくて、よくアザを作ったりしてたなぁ。

 ファンの皆さんも担当記者たちもデビューを信じていたけど、朗報がいっこうに聞こえてこないから、たまに「まさかデビュー出来ないなんてことはないよね?」と疑心暗鬼に陥ったり。でも彼らはいつも「俺らは絶対にデビューする!」と力強く言っていたから、アツたちも信じてずっと付いていったの。

 2008年にはA.B.C-Zと合同で初コンサートを開催して人気はうなぎ登り。2009年には少年隊が大切にしてきた舞台『PLAYZONE』をみっくん、たいぴー&玉ちゃんが引き継いで。一番前の席でゲネプロを見ていたら苦笑いされちゃったり、とにかく祈るような気持ちで応援していたのよね。

 2011年1月クールのドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)にみっくんとたいぴーが出演して、オープニング曲がキスマイの「No.1〜FIRE BEAT」に決定。キスマイって何がいいってデビュー前から曲にとんでもなく恵まれていて、例えば「FIRE BEAT」がかかると頭をグルグル回す人が続出するのは当たり前。もう魅せる聴かせる心踊らせる素敵なグループで、正直『美咲ナンバーワン!!』に出た辺りで「こりゃ何かあるかもね?」と誰もが予想はしていたの。

 ドラマのロケをしていても、まだデビューしてないのに「あ、北山くんだ」とか「藤ヶ谷くんだ」と気付く人も多くなっていたし、少しずつ認知されていったしね。

 そんな2月12日のこと、代々木第一体育館でのコンサート、昼公演でのこと。まぁこの日はマスコミ連中も大勢呼び込まれていたし「何かある!」とは思いつつも、今まで何度も肩透かしを食らっていたから、ドキドキしながら見守っていたんだけど、コンサート中盤、茶封筒を持った、今は退社してしまった安井謙太郎くんがステージへとやってきて。その茶封筒を開けると「CDデビュー決定!」のお知らせが。もうメンバーはステージを走り回って喜びまくり。長年、じっと応援してきたファンの皆さんは嗚咽、担当記者たちもつられて涙。

 先日、なにわの日の7月28日に、ステージ上でCDデビューを知らされたなにわ男子の時も、メンバーみんなが号泣していて、こっちもウルウルしちゃったけど、サプライズのデビュー発表はいつ見てもジーンとしちゃうわ。

 でもね、なにわ男子の平均年齢は21歳ぐらいでしょ。まだまだ若いじゃない? ところがキスマイのデビューまでの道のりは時間がかかって、みっくんなんてデビュー当時すでに25歳と11カ月。メンバー全員が20代だったから、そりゃ心配もされちゃうわよね。

 まぁ今はSnow Manも平均年齢をあげてくれたからなーんの問題もないけど、みっくんも当時「内心、焦ってた」って言ってたし、たいぴーなんかも長男だからデビューまでにはご家族と「これからの歩み方」を何度か話し合ったんですって。

 でもキスマイの念願のCDデビューが決まった矢先のこと。東日本大震災が起こり、それらを考慮してデビュー日が8月10日に延期されたのよ。ま、その延期はファンの皆さんにとっても何の苦もない待ち時間だったわけだけど。だってみんな何年も何年もずっと待ってたんだものね。

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