
羽化後に残されたセミの抜け殻も、夏の風物詩
夏の夜の楽しみは、毎年恒例「セミフェス」です。セミの幼虫を味わいながら、ついでに羽化も観察……だったのが、子連れになると観察ときどき試食となりました。幼虫を捕まえる前編に続き、「おうちで羽化観察」の後編です。
「虫目」を育てる絶好のチャンス!? 夏は子どもとセミフェスだ・前編
夏の夜の楽しみは、花火? ナイトプール? いいえ「セミフェス」です。セミの幼虫を捕まえて羽化を観察、そしてリリースもしくは食べる。夏を味わえるうえ、コ…
セミの幼虫捕獲は、日が落ちる19時過ぎからはじまるので(関東地方の場合)、直射日光が苦手なインドア派の自分には大変ありがたい限りです。ところが子連れとなると、この時間帯がハードルとなる場合も多そうです。早い時間にはどうせ寝ないけど、風呂や明日の支度など、心身を蝕む未消化タスクぅ……!
山場が「食べる」だった大人のセミフェスは、捕獲した幼虫をそのままにしておくと羽化が始まり成虫になってしまうので、20時には調理場へ到着というのが基本スケジュールでした(もしくは、その場で冷やすか茹でる)。一方、子どもセミフェスは、時間と気持ちのゆとり、安全、ついでに健康のため、捕獲した幼虫は自宅で羽化させるのがよさそうです。快適な室内で、家事もしながらセミ羽化観察。隙あらば、大人はビール。これ最高。夜遊びに興奮してしまい「まだ遊ぶ!」「帰らない!」となる子どもたちでしたが、「羽化しちゃうでしょ!」と説明すると、帰宅後もまだ楽しみがあると察するのか、比較的すんなり自転車に乗りこんでくれて、大変平和です。
さて帰宅したら、ヒトがひと息つく前に、セミを素早くカーテンに放たねばなりません。1時間近く洗濯ネットのなかでもみくちゃになって疲れているのか、早々に羽化ポイントを決めるセミ幼虫たち。背中がパカっと開き、サクサクどんどん脱いでいきますね~(個体差があります)。ナイスですね~。
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