漫画家夫婦が「仲よく子育てしたい!」からこそ妊娠中に改めて考え直した「仲よく」の定義と方法

文=青鹿ユウ
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本文より

 もともとは仲よしなのに子育てを始めてからパートナーとの衝突が増えた、というのはよく聞く話。その理由は、どちらかが悪いなどではなく、赤ちゃんはかわいいけれど、育児自体は重労働だからかも。そこで、漫画家・青鹿ユウさんが夫婦仲よく育児していくためのハックを、ご自身の経験を振り返りながら探っていく連載がこちら! みなさんもぜひいいハックがあれば、教えてくださいね。

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 妊娠中の出来事でした。「子どもが生まれても仲よくいようね」といった夫。…わかるが! まったくもって同意だが!! 「そんなふんわりした約束では無理なのではないの?」と思ったんです。

 何より、こういった「ふんわりした目標」が持ちあがると、私は「実現可能な道筋は…?」と具体的にしたくなってしまう癖が…。もやっとしたら早めに言語化をしておこうと思って、まず「仲よくいよう」の内容を具体化しました。だって、仲よくったって色々あると思うんです。例えば、以下のようなのも仲よくですよね。

○共通の趣味を続ける「仲よく」→趣味にかかるお金や具体的スケジュール調整

○離れていても「仲よく」→お互いどう個別時間をとるか、個別時間の合図や納得度の調整

 こういった感じで仲よくにも色々あるじゃない? それによっては計画が違うから、まず仲よくの定義をだな…(理屈モード)

 我が家は、二人でのんびり「仲よく」を目指すようにしたので、まず「のんびり」にはかかせない「時間」そして「気力」に着目してみました。まず、「のんびり」とは何か。我が家の定義づけは「余裕があり、心が安らいでいること」。夫婦で家事や育児の分担はもちろんするけど、物理的な「自分の持ち分」だけ終わらせて、まだ分担が終わっていない忙しい相手をのんびりと待っていた場合、相手はそれを終わらせてすぐ「のんびりモード」に入れるだろうか? 分担は確かにとても大切だけど、自分の担当分が終わったらあとは相手を待てばよい…では私たちが望む「のんびり」は手に入らないと思うんだよね~と話しました。これに夫も納得。

 しかし産前、すべて絵に描いた餅です。そして、実際に赤ちゃんが生まれてどうなったかというと…、これが我が家にはベストマッチ! 分担はもちろんなのですが、自分の分担が終わればあとは相手が頑張ればいいや~となりづらくなりました。

 …そして、産前には2人とも「多くは望んでいない。ささやかに2人でのんびりしたい」と思っていたのですが、これが一番贅沢で月齢が低い時は維持するのがめちゃくちゃ大変なことに産後になって気づいたのでした…。「大人がのんびりする」って小さい子がいるとめちゃくちゃ大変だよね!

 さらに、SNSで知人に教えてもらったことがすごく役立ちました!

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 最終的なゴールを設定するというコツを教えてもらって、成長ごとに目まぐるしく「やるべきこと」の単元が変わる育児中に「自分で考えて動く」がしやすくなりました。確かに、お互いに「今それやってる場合~?(くそでかため息)」と思ってしまう時もあります。でも、「相手は忙しそう。自分はボーっとしてるだけで何をしていいかわからない」時は、「どういう状態で自分は最終的に二人でくつろぎたいか」を考えると、あそこが汚いからつったってるぐらいなら片付けようとなって結果的に気分よく、早めに「のんびりタイム」が取りやすくなりました!

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今回の投稿募集

 妊娠中にパートナーと約束しておいてよかったことや、その結果を以下のハッシュタグをつけてぜひtwitterに投稿もらえたら嬉しいです。

#妊娠中にしてよかった約束 #ふうふう育児

 匿名で言いたいなぁ~と言ったかたむけにマシュマロもお使いいただければ!

https://marshmallow-qa.com/aoshikayu

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