「母は強し」を感じる瞬間とは、いったいどんなときなの!?

文=かねもと
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世界一役に立たない育児書(C)wezzy

 「母は強し」「親になって強くなった」などとよく言われますが、一体どんな瞬間にそう感じるのでしょうか。重い荷物も軽々持てるようになったとき? 忍耐強くなったとき? いえいえ、それだけではありません。じつは他にもあるんです。

・夕食がすでにあるとき

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(C)かねもと

「家に帰っても、晩ご飯を作らなくてもいい。この解放感、もはや向かうところ敵なし!」

・寝かしつけから寝落ちなしで帰還したとき

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(C)かねもと

「子どもは寝た。家事も終わっている。私はもう自由。何をしても許される。これからは1人の時間! 無敵だ!」

【まとめ】強さの基準は人それぞれ

 子どもを産んだら女性は変わるとか強くなる、というようなイメージは根強いもの。でも、どちらかといえば産後の女性の体はボロボロで、非常に弱っている状態じゃないですか? 精神的に不安定になるお母さんも多いので、むしろ以前よりも手厚いサポートが必要ではないでしょうか。

「母は強し」は、自分の内面から来る感情ならばいいのですが、周りから期待の言葉や誉め言葉として向けられると、一気にプレッシャーになってしまいます。同様に男性にも「父は強し」でなければいけないというプレッシャーもあるでしょう。

 また、効率よく家事や育児をこなせるようになったとか、多少寝なくても平気になったとか、子どもと重いものを軽々と持てるようになったとか、「親になって強くなったな~」と感じることは誰にでもあると思います。けれどその根拠を「親になったから」にしてしまうと、育児の壁にぶつかったときに「もう親なのに、自分って何でダメなんだろう」と考えてしまうきっかけにもなりかねません。

 「昔より強くなった!」と感じることがあれば、それはただ親になったからではなく、自分自身ががんばったからだと思いますよ。

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