日々のオーラルケアに欠かせない歯磨き粉。毎日使うものだからこそ歯にいいものを使いたいところですが、ドラッグストアに行っても色々な種類がありすぎて、どの歯磨き粉を選んでいいのかわからなくなってしまうことも。
また最近では、マスクをしていることで無意識に口呼吸になり、口内が乾燥してしまうため虫歯や歯周病なども増えているそう。マスク生活が続く今だからこそ、自分に合った歯磨き粉を見つけたいですね。
今回は、歯科医院で働く歯科衛生士のナナさんに、「虫歯予防」「知覚過敏ケア」「ホワイトニング」の3つの観点でおすすめの歯磨き粉3選をセレクトしていただきました。

歯科衛生士・ナナさん
岐阜県立衛生専門学校を卒業し、歯科医院に勤務する8年目の歯科衛生士。幼い頃に歯の治療を受けた際、担当医から歯の役割や重要性を教えてもらったことをきっかけに、歯科衛生士を志すようになる。
ナナさん:普段から患者様に「どんな歯磨き粉を使ったらいいんですか?」と聞かれることが多いので、患者さんそれぞれの悩みに適した歯磨き粉を推奨しています。今回は、「虫歯予防」「知覚過敏対策」「ホワイトニング」の観点で患者様におすすめしている歯磨き粉を紹介します!
フッ素1450ppm高濃度配合で虫歯を予防!

LION チェックアップ スタンダード(税込550円)
まず1つ目は虫歯予防におすすめの、LIONの「Check-Up standard(チェックアップ スタンダード)」。虫歯の発生を抑制する効果のあるフッ素が、1450ppmという高濃度で配合されています。さらに、ほとんどの歯磨き粉に含まれている研磨剤が少量のため、歯や歯肉に優しいのも嬉しいポイント。お口に優しく、日常的に虫歯を予防できる歯磨き粉です。
ナナさん:最近では、マスクのせいで口内が乾燥する「ドライマウス」に悩む人も増えています。ドライマウスの原因は、マスクでの鼻呼吸が苦しくて知らず知らずのうちに口呼吸になってしまうため。鼻呼吸だと、吸い込んだ空気をしっかり加湿してくれるのですが、口呼吸だとそれがないために口が乾燥してしまうのです。
ドライマウスになると、唾液の分泌が減り、唾液が汚れを落とす自浄作用も減り、結果的に汚れが溜まりやすくなってしまうんです。マスクを長時間していて口の乾燥が気になる人は、今まで以上に丁寧に歯を磨くことが大切。お口に優しい「チェックアップ スタンダード」で、こまめな歯みがきを心がけてみてください。
知覚過敏ケアの王道! すでにしみる人にも◎

シュミテクト 歯周病ケア(税込547円)
2つ目は、知覚過敏ケアにおすすめの「シュミテクト 歯周病ケア」。その名の通り、歯がしみる(シュミ)ことを守り(プロ「テクト」)、知覚過敏の原因である歯周病を予防する歯磨き粉です。チェックアップスタンダートと同様に、高濃度フッ素(1450ppm)配合。歯の痛みを緩和する「硝酸カリウム配合」のため、すでに症状が出ている人にも嬉しいですね。
ナナさん:歯周病は、30代以上で3人に2人が患っているとも言われるくらい身近な病気。そして、その歯周病のせいで知覚過敏が発生してしまうのです。そもそも知覚過敏にならないように気を付けるのが理想的ですが、実際は発症してはじめて治療を行うケースがほとんど。症状を緩和させつつ、日常的にケアできる「シュミテクト 歯周病ケア」で健康な歯を取り戻しましょう! 1日2~3回の使用がおすすめです。
ステインを浮かせて流して白い歯に!

LION ブリリアントモア ダブル(税込950円)
3つ目は、ホワイトニングにおすすめの、LION「Brilliant more W(ブリリアントモア ダブル)」。この歯磨き粉には、お茶やコーヒーに含まれる色素やタバコのヤニなどが歯に付着してできるステインを取り除くことが期待できます。また、歯の白い部分の元であるカルシウムやリンを表面に戻す働きを促進し、歯を白くするフッ化ナトリウムが配合されています。
ナナさん:マスク生活が続いて歯の白さを意識することも減りましたが、微笑んだ時に覗く白い歯はやっぱり魅力的。ブリリアントモア ダブルは、ホワイトニングはもちろん、虫歯・歯周病予防にも効果的なので、虫歯予防しながらホワイトニングしたい方にもおすすめです。香味が3種類あるので、気分に合わせて変えてみるのもいいかもしれません。2、3日間隔での使用がおすすめです。
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今回は、プロの目線から3種類の歯磨き粉を選んでいただきました。気になる商品は見つかりましたか? 自分の悩みに合った歯磨き粉を見つけて、一日中爽やかなお口で過ごしましょう!