コロナの影響により自宅にいる時間が増えたこと、気軽に温泉へ行けなくなったことで、お風呂時間を楽しむ人が増えています。そのお風呂のお供として愛用されているのが入浴剤。中でも注目を集めているのが“炭酸”入りの入浴剤です。シュワシュワとした感触が気持ちいい炭酸入浴剤ですが、「なんとなく健康によさそう」程度に考えている人も多いのではないでしょうか?
今回は、お風呂アドバイザーのおかきた’まりさんにインタビュー! 炭酸入浴剤がもたらす効果を教えていただくとともに、残暑厳しいこの時期にもお風呂時間が楽しめる、おすすめの炭酸入浴剤3選をセレクトしていただきました。

お風呂アドバイザー・おかきた’まりさん
株式会社ボーン・クラブ代表取締役。温泉入浴指導員、お風呂情報ホームページ「洗いの殿堂」を企画、運営している。お風呂コンテンツの執筆、取材、監修のほか、セミナーやトークショーの講師、司会なども務める。http://www.arainodendo.com/index.html
おかきたさん:炭酸入浴剤を入れた湯船に浸かると、炭酸ガス(二酸化炭素)が、お湯の水圧によって末端の血管に入ります。高くなった血液中の二酸化炭素の濃度を元に戻そうとして、代謝が良くなり血行を促進。その結果、疲れや肩こりなどがやわらぎます。また、炭酸入浴剤は、ぬるいお湯でも体を温める効果があり、炭酸ガスが“高濃度”であるほど効果が期待できます。今回は、そんな高濃度炭酸入浴剤の中でもとくにおすすめしたい商品を厳選しました。それでは早速ご紹介しましょう!
メントール配合!ひんやり気持ちいいのに芯まで温まる

花王 バブ メディキュア 冷涼クールレモングラスの香り 6錠(税込635円)
今回は、厚生労働省で認められた有効成分を配合した医薬部外品から3商品をセレクト。まず1つ目は、花王「バブ メディキュア 冷涼クール」です。“冷涼クール”というと、「体が冷えてしまわないかな?」と心配してしまう人もいると思いますが、そんなことはありません。その理由をおかきたさんに紹介してもらいましょう。
おかきたさん:「バブ メディキュア 冷涼クール」は、ミントでおなじみの清涼感があるメントール成分が配合されていて、暑い夏にはぴったりです! メントール成分には体を温める効果もあって高濃度の炭酸ガスとともに、血行を良くして体の芯まで温まり、疲れや肩こりがやわらぎます。
暑い日にピッタリ! ミント & レモンの香りでリラックス

バスクリン きき湯ファインヒート 爽快リフレッシュ 400g(税込691円)
2つ目は、2021年3月にリニューアルされた、バスクリン「きき湯ファインヒート 爽快リフレッシュ」。1つ目にご紹介した「バブ メディキュア 冷涼クール」と同様に、メントール成分配合で、ひんやりとした清涼感があります。
おかきたさん:ミント & レモンの爽快な香りとクリアブルーのお湯は、リラックス効果抜群。バスタイムで体感する香りや色は、リラックス効果をもたらすことが知られています。暑い日は、湯船に浸かるのを敬遠しがちの人も、「きき湯ファインヒート 爽快リフレッシュ」で、リラックスしてください。
自宅のお風呂で温泉気分が味わえる!

薬用ホットタブ重炭酸湯 10錠(税込1100円)
3つ目は、「薬用ホットタブ重炭酸湯」。このブランドは、著名人からも人気で、メディアでも度々取り上げられています。炭酸泉が豊富なドイツでヒントを得て、開発に至ったとのこと。そんなホットタブは、季節に関係なく1年を通しておすすめしたい商品です。
おかきたさん:「薬用ホットタブ重炭酸湯」は、トロ~リと柔らかいお湯に包まれて、まるで温泉のような感触が楽しめます。また、炭酸の効果が長時間持続するので、家族が多い方でも入浴時間を気にせずにすむのも嬉しいポイント。さらに、無着色、無香料のため、今まで入浴剤の香りや色が苦手だった人におすすめです。
今回おすすめの炭酸入浴剤3つに最適なお湯の温度は、ぬるめの38℃~40℃。肩まで浸かる全身浴で、湯船に浸かる時間は10~30分。浸かりすぎると肌が乾燥するので注意してください。この入浴法なら副交感神経の働きが強くなり、体がリラックスモードに。かなり汗が出るので脱水症状を防ぐために、入浴前後にコップ1杯の水を飲みましょう。
暑さが苦手で夏はシャワーですます人も、週に2回だけでも炭酸入浴剤を楽しむバスタイムをすると、疲れがやわらぐと思います。
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今回はお風呂アドバイザーのおかきた‘まりさんに、おすすめの炭酸入浴剤と入浴剤の効果をアップする入浴方法を教えていただきました。暑い日が続いて疲れが蓄積しがちないまだからこそ、炭酸入浴剤の力を借りて心も体もリフレッシュしてみてください。