価値観が合わないのは当たり前 「ふたり会議」で「パートナーと話し合いができない」から卒業を!

文=雪代すみれ
【この記事のキーワード】

価値観は合わなくても当然。すり合わせが大事。

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様々な設問が用意されており、話し合いのきっかけ作りになる(株式会社すきだよ提供)

——“落とす”恋愛テクは巷に溢れていますが、その後のパートナーシップを築くための情報は少ないですよね。

 婚活では「あえて時間を空けて連絡を返す」など、相手の気を引く駆け引きが推奨されていますが、交際後・結婚後に「あえて気を引かせよう」なんてやっていたら疲れてしまいますよね。本当に必要なのは連絡の頻度のすり合わせだと思うんです。

 日本に蔓延っている恋愛テクは「待ってても連絡くるのがイイ女」とか「女性からプロポーズしてはダメ」とか「女性なら/男性なら○○すべき」といった情報ばかり。謎の常識のようなものが出来上がっているために、対話が難しくなっている側面はあると思います。

——そもそも「話し合いをすること」自体が苦手な人も少なくないと思うのですが、ユーザーさんはどのように「ふたり会議」を使うことを切り出しているのでしょうか。

 「結婚の話をしよう」では重いと考え、「おもしろいサービスがあるからちょっとやってみよう!」と誘っている方は多いですね。また、「ふたり会議」がどのようなものかを丁寧に説明し、「将来の話をしたいから、今度のデートのときやってみよう」と慎重にアポを取られている方もいます。

 前のパートナーに「ふたり会議やろう」と誘ったら嫌な顔をされたけれども、今のパートナーは「いいよ」となったなど、「ふたり会議」を誘うことで、パートナーが話し合いにどれだけ前向きか、リトマス紙のように見極めの材料になっているという声もいただきました。

——それぞれの価値観を持ったうえで、良きパートナーシップを築くためには、どのようなことが必要だと思いますか。

 家事に対する考え方や、家族観、お金の使い方やセックスの頻度など、色々な価値観があります。それらの価値観が違うことが悪いのではありません。

 例えばお金に対する価値観が違っても「私はそういう使い方をしないからびっくりしたよ」と話したり、「将来は子どもを欲しいと思ってるから貯金したいと思うけれども、あなたはどう思う?」など、面倒だけれどもズレが見つかるたびに対話が必要だと思います。

 「ふたり会議」で言うと、回答の背景まで相手に聞くと「Yes/No」だけではない、第三の選択肢が見つかることがあるんです。例をあげると、パートナーに育休をとってほしいけれども、パートナーは育休をとれないと回答している。そこで「育休をとりたいと現時点では思ってないんだね!理由を教えてもらえるとうれしいな」と対話を始めます。詳しく聞いてみると「うちの会社は男性で育休とっている人がいない」「白い目で見られるし先輩も怖い」と理由がわかり、別の方法を考えることになる。そうすると、「Yes対No」の構造にならずに済みます。

 譲りたくない価値観がぶつかってしまっても「違うから別れよう」ではなく、なぜそう思うのか聞くことで、すり合わせてなんとかなることもあるんです。

 もちろん、みなさん簡単に上手くいっているのではなく、話し合いのスキルや、体力や話し合う余裕も必要で、骨の折れる作業ではあります。ですので、「ふたり会議」のようなツールを使ったり、カウンセラーさんに入ってもらったりといった選択肢も考えていただきたいです。

——最後にあつたさんの今後の展望をお伺いします。

 交際後を支えるサービスが少ないのはお話したとおりなのですが、恋活やパートナー探しに疲れている人が多いことも気になっています。具体的には「出会う手段はたくさんあるけれどもアプリで出会った人と長続きしない」とか、「自分の望むパートナーシップが言語化できずアプリで会っても疲れてしまう」などです。

 パートナーシップの築き方まで見据えたパートナー探しのツールや、パートナーと上手く続かない理由を自己分析するサービスなども考えていきたいです。

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