V6、26年の歴史に幕 デビュー時から追い続けてきた記者が6人の魅力を改めて振り返る

文=秘密のアツコちゃん
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 ラストライブ後はジャニーズ事務所を退所し、新しい世界へと漕ぎ出す剛くん。翌日の11月2日には奥様の宮沢りえさんと新事務所・MOSSを立ち上げ、俳優として独り立ちし、夫婦で頑張っていく旨を報告。若い頃はやんちゃだった剛くんだけど、俳優としてメキメキと才能を開花させ、いつしか実力派俳優へと成長。

 インタビュー等では「俺、話すの得意じゃないんだよね。特に自分のことってうまく話せないけど、それでもいい?」なんて正直に言ってくれて。嵐ほか後輩たちが「剛くんのダンスに憧れて真似してた。でも絶対に出来なかった。天才だもん」と口を揃えていたわ。ウソが嫌いでちょっと不器用なところが本当に魅力的で、アイドルらしい無難な優等生発言をしないことがアツ的にドンピシャで。

 へつらうことはしないけど、実はめちゃくちゃ照れ屋でね。ファンのみんなはよ〜く分かってると思うな。「これでさよならじゃないので。本当に26年間、幸せでした。ありがとうございました」のコメントにほっと一安心したでしょ。そうそう、決してさよならじゃないもの。ラストライブまで終えて、ここまで円満に退社するタレントさんはかつていなかったと思うし、後輩たちへの最高の道しるべになるんじゃないかしら?

 「奇跡の42歳」と呼ばれる年齢不詳の健くんは、自他ともに認めるオシャレ番長。何度かショッピング中の彼を見かけたことがあるけれど、街中でもひときわ輝いていて、ラフなように見えて実は全身くまなく決めまくり。お肌もどんなに接近して見てみてもツルピカで、はっきり言ってそんじょそこらの女子よりキメが整っていて毛穴ひとつ見えないし、ホントめちゃくちゃキレイなんだから。

 昔からマネージャーさんたちが「仕事終わりにすぐにメイクを落として顔を洗うのはいい習慣なんだけど、とにかく健の洗顔は時間がかかるんだよなぁ。移動よりまず洗顔だから」なんてボヤいていたけど、美は一日にして成らず。楽屋周りでは洗顔料と歯ブラシを常に持ってる感じだったもの。

 多趣味でいろんなことを知っていて交遊関係も広くて、ポンポン話が弾んでインタビューが不時着する時も。観察眼が鋭くて、アツたち取材チームが準備に追われちょっと寝不足だったりすると「どうした? 何かあった?」と聞いてくれたり。

 そう言えばデビューの前後、大阪からやってきた岡田くんと、剛くん&健くんで港区にあったジャニーさんのマンションに居候することになったのよね。確か彼らはジャニーさんの上の階に住み始めたらしいのだけど、たまにジャニーさんの部屋やバスルームに潜入しては「〇〇を発見!」なんて言いながら探検ごっこをしてたっけ。ある時、洗面台で「高そうな謎の化粧品」を見つけたんだけど、「顔に塗るものなのか頭に塗るものなのか、体に塗るものなのか、よく分からなかったから悔しいけど断念したんだ」と報告してくれたことがあって。でもそんなやんちゃ盛りの健くんをジャニーさんは笑って許していたそう。「これから先もずっとV6を愛してもらいたい。みんなに出会えて僕は幸せでした」のどストレートな言葉には、ジーンとしちゃったわ。

 さて最年少の岡田くんは今や押しも押されぬ日本を代表するトップ俳優。デビュー直前、まだ新幹線で大阪から通っていた時、東京の部屋の鍵がなくて大騒ぎをしてたことがあったの。「鞄の中は? もう一度、確認してみて」と言ったら、いきなり鞄を逆さまにして中身を豪快に床にぶちまけた大物の15歳。え〜っと驚き「何でテーブルの上じゃなくて、わざわざ床にばらまいたのよ?」と突っ込んだらキョトンとして「あ〜、そっか。慌ててたから全然考えなかった」とひとこと。もうスタッフ一同、大爆笑よ。みんなで床に散らばった岡田くんの私物を拾い集めて。でも鍵はなくて。あの天然具合、今でも残っていたりする?

 堂本剛くんが犬を飼い始めて、少し経ってから岡田くんも東京で初めて犬を飼い始めて。フレンチブルドッグで名前は「考え抜いて、さつまにした」とのことで「出会って一瞬で一目惚れ。だって俺をじっと見つめてきたから」って。嬉しそうにさつまの話をしている時、甲斐甲斐しくお世話をしている姿を見て「岡田くんはいい父親になりそうだな」と思ったっけ。

 5人のお兄ちゃんたちに可愛がられ、時に怒られ、のんびりまったり過ごしていた末っ子が、役者としてどんどん成長し、痩せっぽちだった体格もいつしか全身ビシビシと鍛え抜かれて、もう手の届かない所へと。でも話すとふっと昔のまんまの素顔を発見したり。

 面倒見がよくて、いまでは多くの後輩たちに慕われて。V6の末っ子、カミセンの末っ子だったはずなのに。彼の「皆さんがいたからこそ、僕たちは誇りを持って26年間を過ごせた。僕らは胸を張ってV6を終わりにします」の言葉で背筋がピンとなって「そうだ、心の準備をしなくちゃ」と思ったしね。

V6はメンバーだけでなくスタッフもいい人ばかり

 ここ数年はそんなにチョイチョイ取材をすることはなくなっていたのだけど、何かあればインタビューをしての繰り返し。業界内では「V6のコンサートはめっちゃ楽しい!」が定説になっていて、普段あんまりコンサートに足を運ばないおじさん記者たちも、何故かこぞって代々木第一体育館に集合するというのは“V6あるある”。マスコミ席には記者や編集者も多いんだけど、ふと見ると先輩後輩たちがいっぱい見に来ていて、マスコミ席は大賑わい。その席へ気を使ってメンバーも足を伸ばしてくれて、その度に客席にいるタレントさんたちもV6メンバーも大盛り上がりして、大歓声を浴びてたしね。二度三度と美味しいのがV6のコンサートだったのよね。それにコンサートももちろんだけど、V6って会見をしたりコンサートを開いたりする時、スタッフさんやマネージャーさんたちが「ようこそ〜」という感じで迎え入れてくれて、それが何ともフレンドリーで、心温まるのが常だったのよね。

 如実だったのはイノッチと瀬戸朝香さんの結婚会見だったわ。トップアイドルと人気女優の結婚って、普通なら会見しないでスルーするところなんだけど、この二人の場合は違って、会見場に行ってみたらマネージャーさんたちが「こっちこっち、ようこそね。待ってたよ〜」と温かく迎え入れてくださってビックリよ。これもイノッチや朝香ちゃんの人柄でもあったのだけど、こんなに明るく対応されたら意地悪な質問をしようとする人たちも退散しちゃうわよ。

 V6は6人のうち、4人も大物人気女優さんと結婚して、それもすごいことだけど、何が一番すごいって、大好きなアイドルが結婚して、内心は涙で溢れかえっているだろうに、でも彼らの幸せを第一優先する「結婚を祝福するファンのみんな」が神すぎるでしょ? みんな何て何て大人なのかしら? 本当は泣きたいぐらいなのに、ぐちゃぐちゃ文句なんか言わずにぐっと我慢して祝福するなんて。

 そりゃV6のみんなが「俺たちのファンは最高だ。信じてる!」と断言するはずよね。V6とファンの皆さんの強いつながり、深い絆、それらを知ることができてアツも幸せです。愛が飛び交っていたもの。他のグループのメンバーもファンとのつながりというものを考え直したんじゃないかしらね?

 岡田くんがラストライブの翌日、主演映画『燃えよ剣』の公開御礼舞台挨拶を行ったのだけど、「さすがに眠れなくて松本潤がくれた1995年のワインを飲んだ」とか、履いている茶色の革靴は「中居正広さんからいただきました。V6と刻まれていて、他に自分の名前が入っています」と紹介。

 先輩後輩たちからも愛されてきたV6。中居さんはここぞという時にはスニーカーや革靴等を、サイズぴったりでプレゼントすることがあるのよね。岡田くんが嬉しそうに潤くんや中居さんの名前を出した時には思わず「愛なんだ」って思わずにはいられなかったしね。

 いやぁ26年間、本当にお疲れ様でした。V6に出会えたこと、これは大きな財産だもの。まだうまく言葉には出来なくて情けないけど、ファンの皆さんの笑顔と涙、アツも忘れません。こんな心優しくも、何事にもブレずに心強いファンを持つV6。もう羨ましい限りよ。皆さん、本当にお疲れ様でした。ステップアップした次のステージでまたお会いしましょう。本当にありがとう!

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