
スワドルアップ 4100円 /株式会社マザースマイル(日本代理店)
オーストラリアで生まれた、赤ちゃんの体を締め付けないおくるみ。寝返り前はステージ1(S、Mサイズ)、寝返りをし始めたら袖が外せるステージ2(M、Lサイズ)を。
子どもはかわいいけど、毎日のお世話は大変。だからこそグッズの力で少しでもラクになるといいですよね。でも、初めての子どもが生まれる前、または生まれたばかりの頃は、何がいいのかわからないことが多いもの。あとになって「このアイテムがあったら、もっとラクだったのに!」なんて思うことも。そこで当連載では、子育て中のさまざまな人のおすすめグッズを紹介しています。今回は当サイトで「おりえさんのお弁当練習帖」を連載中の、おりえさんのおすすめグッズです。
■今回のおすすめする人

おりえさん(もうすぐ1歳の子どもの母)
1990年、東京生まれ。料理、そして食べることと飲むことが大好き。暇さえあれば食べ物のことを考えている。夫と0歳の娘と3人暮らし。著書に『新装版 美味しいに決まってる』(KADOKAWA)がある。
twitter:@orie13a
寝かしつけに最適! オーストラリア発のおくるみ・スワドルアップ
■おすすめグッズ:スワドルアップ
娘が生まれたとき、味わったことがないくらいの嬉しさと、愛おしいという感情が湧いてきました。とはいえ、かわいさと大変さは別物。育児書に「新生児は昼も夜も区別がないので、2〜3時間ごとに起きて授乳する生活になる」とあり、ある程度覚悟はしていましたが、実際は想像以上に過酷なものでした。
産後すぐは、まるで交通事故に遭ったように体中が痛くて強張っていました。授乳のタイミングが合わないと胸も張って痛くて眠れません。赤ちゃんが寝ているときに一緒に寝てとアドバイスをもらっても、私自身は寝付きが悪いので、寝なきゃと焦れば焦るほど眠れない。焦っているうちに娘が目を覚まして、振り出しに戻る…。いつかこのつらさが過ぎ去るとは分かっていても、思い詰めてしまい「どうして寝てくれないの?」「どうして泣き止んでくれないの?」と、夜中に娘と2人で泣いたこともあります。疲れているときに寝られないと精神的にも参ってしまい、世のお母さん方はすごいなぁ、私にもつとまるかしらと弱気になりました。
このままでは身体がもたないと思い、様々な寝かしつけの方法をかたっぱしから調べました。少しずつ外出を増やして刺激を与えたり、寝かしつけのアプリを使ってみたり、思いつく限りのことは試したものの、すぐに効果は出ません。
そんなとき、ジップアップで服のように着させるタイプのおくるみ「スワドルアップ」を知りました。普通のおくるみで「おひなまき」をしたことはあったのですが、娘はとても力が強く、すぐにほどけてしまうのです。ダメもとで試してみたところ、嘘みたいにすんなりと寝てくれました。
肌触りがよくて伸縮性の高い素材だから窮屈そうではないし(ビヨンビヨンと伸びます)、手を上へあげて足をM字にした自然な姿勢だからか、気持ちよさそう。モロー反射(手足をビクッと痙攣させる原始反射)で目を覚ますこともないので、よく考えられているなあと思います。袖の部分は片方ずつ外すことができるので、段階を踏んで、少しずつ卒業に近づいていけるところも気に入っています。
ちょうど生活リズムができてくる時期というのもあったとは思いますが、このスワドルアップを使い始めて1週間後には、娘は夜から朝まで起きずに寝てくれるようになりました。今でも興奮していたり、ぐずっているときに使うことがありますが、たいてい15〜20分くらいの寝かしつけで、すんなりと寝てくれるようになりました。すぐ寝てくれるようになったものの、私も夫も娘にメロメロなので、ちょくちょく寝室にかわいい寝顔を見にいってしまいます。

スワドルアップ 4100円 /株式会社マザースマイル(日本代理店)
オーストラリアで生まれた、赤ちゃんの体を締め付けないおくるみ。寝返り前はステージ1(S、Mサイズ)、寝返りをし始めたら袖が外せるステージ2(M、Lサイズ)を。
○サイズ…推奨体重/目安月齢
S…3~6kg/0~3ヶ月
M…6~8.5kg/3~6ヶ月
L…8.5~11kg/6~12ヶ月