虫親座談会! 虫が大大大好きな子どもたち。各家庭ではどんな対応をしているの? 

文=ムシモアゼルギリコ
【この記事のキーワード】

世間一般の「虫嫌い」問題をどう考えるか

――世間一般では、虫は嫌われがち。そうした価値観とぶつかることはありますか?

渚:うちの子は虫好きの友だちと一緒に食べているんですけど、それでちょっと学校でひと悶着ありましたね。そのお友達が、イベントの時にコオロギの燻製をお菓子として持っていたんですよね。ところが学校の先生は虫が苦手だったもので「持ってこないでほしい」と言われたそうで。一応理由は「虫が嫌いな子もいるから」ということでしたけど。

川本:息子は小さいころから学校で虫博士として頼られていたのですが、中学生の時「教室に飛んでいる虫を追い出して欲しい」と先生にお願いされたところ、息子は「僕は気にならない」と。そうしたら、先生がすごい怒ってしまったなんて出来事もあったそうです。親として言えるのは「素手で捕まえたりするのも嫌がる子たちもいるから、周りには気を付けようね」ってくらいですかね。小学生の頃は、3年生でカイコを飼育する授業があるのですが、これもまた担任が虫嫌いだったようで、繭の加工ができなかったという出来事もありました。繭を煮て、サナギを取り出すのが嫌だったのかな。でもこうした出来事から、他人の虫嫌いを理解するのも大事だと考えていますね。

同じ趣味を持つ大人との交流で世界が広がる

――子供の虫活動を、親がサポートする場面はありますか?

川本:小さな頃は虫友だちがいなかったので、まずその道を楽しんでいる大人に会わせたいと思いまして。最初は、出版社に私の友人がいたことから、虫関係の第一線で活躍されている方と仲良くさせていただいたり。絵を描くようになると、息子がファンの虫の絵本作家さんと交流させていただいたり。虫というキーワードがひとつあると、世代が違っても話ができる楽しさを感じてもらえたと思います。

清水:虫捕りに連れて行ったり、観察会に一緒に参加することですかね。そうした中で、好きなことを楽しむ大人たちと出会えたのは、とてもいいことだと思います

大也:うちの場合は虫を食べたいと言い始め、それはさすがに不安もあったので、親がさまざまな書籍を読み、虫を食べる際のガイドラインを勉強しました。でもそうやってサポートをしているうちに、親子で一緒に夢中になれてとても楽しいですし、新たに生まれた交流関係もあります。子供の虫好きがきっかけで、知らない世界に連れてってもらえている感じがします。また、今回皆さんのお話も、とても参考になりました。子供がこれから大きくなっていくうえで、虫がきっかけで世界が広がり、助けになっていくといいなと。

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(上)はじめての昆虫食はイナゴの素揚げ! 妹も仲良く試食。(下)タガメ料理も大成功。家族にも好評で、息子君は5杯おかわり。

川本:この道でいいかどうかは、子供次第ですけどね(笑)。

――好きなものに熱中する子供を見守る親のまなざしが、皆様のお話から伝わってきました。「好きなものが生き物」というのは、小さい頃は親のサポートが必須となりがちですが、その大変さを超えた喜びも感じられるようなお話でした。本日は、楽しい虫ばなしをありがとうございました。

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