当事者をゲストに招いた授業を行い、その後はこれまでの日常と何も変わらない……学校では時にそんな人権教育が行われています。でも、それって本当に生徒のためになっているのでしょうか。もしかしたら生徒は「マイノリティには優しくしないといけない」といった理解にとどまってしまうかもしれませんし、授業が終わった途端、その内容を忘れてしまう可能性だってあります。
大切なのは、「人権」とはなにかを理解すること、そしておかしな校則や慣習など、学校の「当たり前」を変えていくことのはずです。
10月7日に開催したオンラインイベント「先生、うちの制服なんで選べないんですか?」では、『教師だから知っておきたいLGBT入門 すべての子どもたちの味方になるために』(ほんの森出版)を出版したばかりの遠藤まめたさんと、人権教育やシティズンシップ教育などをテーマに、研修や執筆、教育運動づくりに取り組んでいる武田緑さんに、学校をいかに変えていくかを具体的な事例とともにお話いただきました。
お二人には、教員として働かれている方からいただいた多数のコメントにもお答えいただきました。「いまの仕組みには問題があると思うけど、どうやって変えていけばいいかわからない……」そんな悩みを抱えている先生のヒントになるようなイベントになったと思います。
本日より、イベントアーカイブの販売を開始いたします。ぜひお買い求めの上、ご鑑賞ください。
アーカイブ内容紹介
★本商品は【アーカイブ視聴用チケット】です。
★購入後、視聴用URLとパスワードが記載されたテキストデータ(PDF)をダウンロードいただけます。
★動画のダウンロード、録画、録音、第三者とのURLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載は著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。
◎ 商品詳細
内容:オンラインイベントのアーカイブ動画
価格:1500円(税込)
本編:約91分
イベント開催日時:2022年10月7日(金)20:00〜
イベント開催時の配信環境:Zoomウェビナー
※ 購入ボタンが表示されない方は、こちらのリンクからお買い求めください。https://wezzymeeting.stores.jp/

遠藤まめた
一般社団法人にじーず代表。トランスジェンダー当事者としての自らの体験をきっかけにLGBTの子ども・若者支援に関わる。著書に「先生と親のためのLGBTガイド 〜もしあなたがカミングアウトされたなら」(合同出版)ほか。

武田緑
人権教育・シティズンシップ教育・オルタナティブ教育・民主的な学びの場づくり等をテーマに、企画や研修、執筆、現場サポート、教育運動づくりに取り組む。国内外の教育現場を訪ねる視察ツアー「EDUTRIP」、多様な教育の博覧会「エデュコレ」、立場を越えて教育について学び合うオンラインコミュニティ「エデュコレonline」を主催。2021年には、学校現場の声を世の中に届けるプラットフォームとして「School Voice Project」を教職員らと共に立ち上げた。著書に『読んで旅する、日本と世界の色とりどりの教育』(教育開発研究所)がある。