【イベント】要友紀子×栗田隆子「セックスワークは社会の鏡」(全二回)

文=池田智, wezzy編集部
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「(前略)私はこれまで、自分の職業は人に言いづらいものだから社会のはぐれ者なのだと思 っていた時期があります。でも店を続ける中で、私や私の店は明らかに社会の中にあると感じるようになりました。(中略)社会は、嫌でも逃れることができないものだとも感じました。(後略)」

 これは、 持続化給付金および家賃支援給付金が性風俗事業者に支給されなかったことを受け、「憲法14条の平等権の侵害ではないか」と国を訴えた「セックスワークにも給付金訴訟」での原告の口頭弁論での言葉です。

 裁判所で原告の口から口頭弁論を聞いたとき、もっとも印象的だったのはこの箇所でした。「はぐれ者だと思っていたが、明らかに社会の中にある」「嫌でも逃れることができないもの」という社会に対しての認識は、マイノリティーにとっての共通認識ではないでしょうか。

 セックスワークについて考える際、当事者も含めて多くの人がその仕事を「社会の外にある存在」 として考えることからスタートしがちです。

 そして、セックスワークについて語り、学ぶとき、私たちはむしろ社会、そして自分自身の中にある矛盾・幻想・ 差別心などに直面します。

 たとえば、「セックスワークは愛のないセックスをする大変な仕事」 という認識は、セックスワーク否定派だけでなく、肯定派の一部ですら持っています。

 しかし、ここにある「愛」の正体とは何なのでしょうか? そもそも、セックスワークは「大変な仕事」なのでしょうか? もし「大変な仕事」だとすれば、何がセックスワークを「大変な仕事」にしているのでしょうか?

 こうした疑問を考えるために、オンライン対談イベント「セックスワークは社会の鏡」(全二回)を企画しました。

 本イベントの第1回「セックスワークから考える、愛と労働の幻想」では、セックスワークと社会について問い直します。第2回は「セックスワークと民主主義」というテーマで、 セックスワーカー、 そしてマイノリティーによる政治参加の可能性について語ります。

 登壇者のひとりは7月に行われた第23回参議院選挙に出馬した要友紀子さん。セックスワーカーの当事者&支援者による団体「SWASH」の代表を務め、国内外の事情にくわしい要さんから、 セックスワークにまつわる差別の根幹になにがあるのか、そして選挙登壇の経験についてお話いただきます。

 もうひとりの登壇者は『ぼそぼそ声のフェミニズム』(作品社)、そして『呻きから始まる』(新教出版社)を刊行されたばかりの栗田隆子さん。女性の労働と貧困、そして社会運動について、常に当事者の立場から語り続けてきた栗田さんに、労働としてのセックスワークや、日本社会の現状における選挙制度の限界について改めて問い直していただきます。

 セックスワークについて考えるということは、 社会そして自分自身を問い直す時間にほかなりません。 運動家として、常に現場で行動してきた両名による血の通った言葉の応酬にご期待ください(企画/池田智)。

※なお第一回、第二回の同時購入(カートにどちらの商品も入れてください)でそれぞれ250円の割引が適用されます(合計割引金額500円)。セット割引は終了いたしました。

第一回:セックスワークから考える、愛と労働の幻想

「セックスワーク差別はどこからきたのか?」という問いに、 あなたはどう答えるでしょうか。おそらくその答えそのものが、あなたと社会との関係を照射するものになるはずです。第1回は、「セックスワーク・イズ・ワーク」という言葉を軸に、 愛や労働にまつわる社会の矛盾について掘り下げます。打ち合わせの中で出た「セックスワークは愛と労働の幻想を破壊する」 というパンチライン。その中身にじっくり向き合います。

※ 購入ボタンが表示されない方は、こちらのリンクからご購入ください。
https://wezzymeeting.stores.jp/

開催日:2022年11月23日(水)
時間:19:00〜20:30
商品:オンライン配信チケット+アーカイブ
料金:1500円(税込)
配信:Zoomウェビナー(PC、スマホ、タブレットから視聴できます)

第一回のチケット販売は終了しました。アーカイブ販売をお待ちください。

※ ネットワークトラブルなど不測の事態でイベントを中断・中止せざるを得ない可能性がございます。あらかじめご了承ください。
※ イベントの録音・録画、撮影、アップロード、頒布は禁止いたします。
※ 購入から視聴用URLの取得までの流れはこちらをご参考ください。
※ チケット購入者には、イベント終了後、数日以内にアーカイブ視聴用URLとパスワードをご案内いたします。
※ イベント終了後、アーカイブ動画を販売予定です。

第二回:セックスワークと民主主義

陳情、請願、ロビイング、署名、デモ、投票、そして……出馬! マイノリティーの権利獲得のための方法論を様々に探る第2回。社会運動の現場で経験を積み、多くの実績を残してきた要さんが、今回あえて出馬に踏み切ったのはなぜか? そして、出馬を通して見えた風景とは? 同じく社会運動の現場に立つ栗田さんと語ります。議会制民主主義や現行の選挙制度の問題から、マイノリティーの政治参加の難しさまで、地に足の着いた、だけど夢のある議論の展開が予想されます。

※ 購入ボタンが表示されない方は、こちらのリンクからご購入ください。
https://wezzymeeting.stores.jp/

開催日:2022年12月11日(日)
時間:19:00〜20:30
商品:オンライン配信チケット+アーカイブ
料金:1500円(税込)
配信:Zoomウェビナー(PC、スマホ、タブレットから視聴できます)

※ ネットワークトラブルなど不測の事態でイベントを中断・中止せざるを得ない可能性がございます。あらかじめご了承ください。
※ イベントの録音・録画、撮影、アップロード、頒布は禁止いたします。
※ 購入から視聴用URLの取得までの流れはこちらをご参考ください。
※ チケット購入者には、イベント終了後、数日以内にアーカイブ視聴用URLとパスワードをご案内いたします。
※ イベント終了後、アーカイブ動画を販売予定です。

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要友紀子
性産業で働く人々の健康と安全のために活動する団体SWASH (Sex Work And Sexual Health)代表。アジア太平洋地域23カ国47団体のセックスワーカー団体のネットワーク組織APNSW(Asia Pacific Network of Sex Workers)運営委員。2018年、「セックスワーク・スタディーズ 当事者視点で考える性と労働」(SWASH編、日本評論社)を共著で出版、2020年、「社会学評論」に寄稿。2022年夏、立憲民主党から参院選全国比例区に出馬し、「性産業」候補として、各地の風俗店をまわりドブ板選挙をした(17,529票で落選)。

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栗田隆子
1973年生まれ。大阪大学大学院で哲学を学び、シモーヌ・ヴェイユを研究。その後非常勤職や派遣社員などのかたわら女性の貧困問題や労働問題を中心に新聞・雑誌等で発言。2007年からは雑誌『フリーターズフリー』の編集委員の一員として3号まで刊行。2008年「女性と貧困ネットワーク」呼びかけ人となる。2014年から17年まで「働く女性の全国センター」(ACW2)代表。著書に『呻きから始まる 祈りと行動に関する24の手紙』(新教出版社)、『ぼそぼそ声のフェミニズム』(作品社、2019年)。共著に『1995年――未了の問題圏』(大月書店、2008年)、『フェミニズムは誰のもの?――フリーターズフリー対談集』(人文書院、2010年)、『高学歴女子の貧困――女子は学歴で「幸せ」になれるか?』(光文社新書、2014年)など。

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