【アーカイブ】北村紗衣×飯島弘規「知られざるプレコード映画の世界〜ホラー映画批評会〜」

文=wezzy編集部
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 トーキーが始まる1929〜1930年頃から、通称「ヘイズ・コード」ことモーション・ピクチャー・プロダクション・コードが施行される1934年までのハリウッド期を「プレコード」と呼びます。ヘイズ・コードとは、保守的・道徳的な見地からハリウッド映画の内容を規制するという業界内のガイドラインで、神に対する冒涜的な表現、(暗示的な物を含んだ)ヌードなどわいせつな表現、異人種間の性交、銃器の使用、いかなる方法であれ殺人手口の描写、未遂を含む強姦……などさまざまな表現が禁止もしくは注意事項とされていました。

 北村紗衣さんの連載「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」では、こうしたコードが施行される以前、プレコード期の映画には、いまでは考えられないようなめちゃくちゃな描写のある映画や、ジェンダーやセクシュアリティの視点から見て示唆に富む映画など興味深い作品が多々あることをご紹介いただいています。

 プレコード期のクィアな表現のある映画について北村さんと映画研究者の久保豊さんにお話いただいた第一弾に続き、プレコード期のホラー映画について、北村さんの著書『批評の教室』(筑摩書房)の編集協力、そして元ゼミ生でもある飯島弘規さんと紹介いただいた第二弾のアーカイブ動画になります。

 今回取り上げた作品は『恐怖城(White Zombie)』(1932)、『キング・コング(King Kong)』(1933)、『フランケンシュタイン(Frankenstein)』(1931)、『フランケンシュタインの花嫁(Bride of Frankenstein)』(1935)の四作品。それぞれ簡単なあらすじとポイントを整理した上で、お話いただいています。

 さらに『フランケンシュタイン(Frankenstein)』については作品と作品の関連を図式化する「ネットワーキング」を参加者の皆さんと実践しました。

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イベントで完成したネットワーク図にモザイクをかけたもの。アーカイブ動画でぜひ答え合わせを!

 プレコード期の古くて新しいホラー映画の数々についての批評をぜひお楽しみください!

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北村紗衣
北海道士別市出身。東京大学で学士号・修士号取得後、キングズ・カレッジ・ロンドンでPhDを取得。武蔵大学人文学部英語英米文化学科准教授。専門はシェイクスピア・舞台芸術史・フェミニスト批評。

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飯島弘規
北村先生の弟子(パダワン)で編集者(見習い)。北村紗衣『批評の教室——チョウのように読み、ハチのように書く』(筑摩書房)編集協力など。

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